デバッグ・マジック! Byまつがん

デバッグ・マジック! vol.5 ~『イニストラード:真夜中の狩り』編~

公開日:まつがん

By まつがん

さて、いよいよ今週末の24日金曜には『イニストラード:真夜中の狩り』が発売となる。

スタンダードにおいては久しぶりのローテーションを伴うため、大規模な環境の変化が約束されたセットである一方で、ローテーションのないモダンにとってはいつもどおりのセットの一つに過ぎない。ゆえに、そこでは純粋なポテンシャルに着目したシビアなカード評価が求められる。

はたして、『モダンホライゾン2』によって革新が引き起こされカードパワーとカードパワーとがぶつかり合う今のモダンに対抗しうるデッキは現れるのか。

発表されたカードリストを見ながら、今回も新セットをデバッグしていこう。

 

 

■ 1. 収束するモダン環境Tier 2のデッキたち

まずは現在の環境のおさらいから。前回のメタゲーム表を最新のものに引き直すと、以下のようになると思われる。

Tier1 青赤ラガバン
装備シュート
死せる生
ティムール続唱
Tier2 ジャンドラガバン
青白/ジェスカイコントロール
不屈の独創力
ライブラリーアウト
バーン
Tier3 その他

 

『モダンホライゾン2』によるTier 1の最適化はほぼほぼ終了しており、現在はTier 2の最適化が行われているフェイズだと言える。

エレメンタルやグリクシスラガバンのようなTier 1メタの色彩が強かったデッキはTier 2に定着せず、Tier 1のデッキたちに対抗しうる独自のコンセプトを持ちながらもTier 1ほどの圧倒的な爆発力は持たない、そんなデッキたちがTier 1に続いてTier 2をも固め始めた。

普段ならTier 2が固まる頃には新セットが発売するなどして環境の根底が覆されるのが通常だが、『モダンホライゾン2』が作り上げた基盤はあまりにも強固であることを考えると、おそらく『イニストラード:真夜中の狩り』が発売したとて残念ながらTier 2のうち一つを塗り替えられるかさえ怪しいというのが実情だろう。もちろんそれは『イニストラード:真夜中の狩り』のカードパワーが足りないことが悪いわけではなく、『モダンホライゾン2』があまりにもヤバすぎたというだけである。

 

『ジャンドラガバン』(チャレンジ3位)
プレイヤー名:trunks132
土地(24枚)

1《森》
1《山》
1《沼》
2《血の墓所
1《草むした墓
1《踏み鳴らされる地
4《血染めのぬかるみ
3《新緑の地下墓地
3《黒割れの崖
1《育成泥炭地
4《ウルザの物語

サイドボード(15枚)

1《夢の巣のルールス》(相棒)
2《終止
2《コラガンの命令
2《高山の月
2《仕組まれた爆薬
2《倦怠の宝珠
2《虚空の鏡
1《虚空の杯
1《真髄の針

《敏捷なこそ泥、ラガバン》《ウルザの物語》《レンと六番》《夢の巣のルールス》とこの世の悪をすべて煮詰めたようなデッキがこのジャンドラガバンだ。

このデッキの強みは何といっても《タルモゴイフ》で、《ウルザの物語》がなぜかカードタイプ「土地」だけでなく「エンチャント」も持っているため、土地/クリーチャー/アーティファクト/インスタント/ソーサリー/エンチャントの6種類を無理なく墓地に落とせるという点にある。それがなぜ強みになるのかというと、環境の主要な除去の一つである《邪悪な熱気》が「昂揚」込みでも6点しか飛ばせないため、6/7というのは容易には対処しがたいサイズとなるからだ。

また、《ウルザの物語》を《レンと六番》が回収し、その《レンと六番》を《夢の巣のルールス》が回収し、その《夢の巣のルールス》を《コラガンの命令》が回収し……と、手札破壊デッキの宿命であるトップデッキの弱さを随所にあるシナジーで解決しており、極めて低コストのカードで構成されているデッキながらも無類の長期戦での強さを誇る。とにかくカードパワーの高さを味わいたい!という方にオススメのデッキだ。

 

 

『ライブラリーアウト』(チャレンジ4位)
プレイヤー名:Blitzlion27
土地(22枚)

3《島》
1《平地》
1《沼》
2《神聖なる泉
2《湿った墓
1《神無き祭殿
4《溢れかえる岸辺
4《汚染された三角州
1《雲の宮殿、朧宮
3《廃墟の地

クリーチャー(8枚)

4《面晶体のカニ
4《遺跡ガニ

サイドボード(15枚)

1《夢の巣のルールス》(相棒)
3《外科的摘出
2《流刑への道
2《霊気の疾風
2《才能の試験
2《神秘の論争
1《機を見た援軍
1《隠匿+探求
1《仕組まれた爆薬

実はさりげなく先月からTier 2としての地位を確立していたモダンにおける永遠の最強ローグデッキ、それがライブラリーアウトだ。

 長らく青黒2色のデッキだったが、直近では《虹色の終焉》のために白をタッチしたり主色に起用したりするようになってきている。

 あまりに活躍が目立ちすぎて多くのデッキがサイドに1枚差しの《ガイアの祝福》や《真実の解体者、コジレック》を採用するようにもなってきているが、それをも跳ね返すポテンシャルを有しており、Tier 1の堅牢な牙城を崩しうる今最も注目のアーキタイプだ。

 

 

『Yawg-Chord』(チャレンジ優勝)
プレイヤー名:hoody66
呪文(10枚)

4《異界の進化
4《召喚の調べ
2《飢餓の潮流、グリスト

サイドボード(15枚)

2《夏の帳
2《罪+罰
2《虚空の力線
1《溜め込み屋のアウフ
1《忍耐
1《秘密を知るもの、トスキ
1《強情なベイロス
1《ガイアの祝福
1《暗殺者の戦利品
1《活性の力
1《虚空の鏡
1《減衰球

Tier 2と呼ぶには少なすぎる母数なものの、地味に活躍しているアーキタイプ。《スランの医師、ヨーグモス》+「不死」クリーチャー2体でライフ分だけクリーチャーを出し入れできるため、「不死」クリーチャーが《ゲラルフの伝書使》だったらライフ差次第でそのまま勝ちだし、脇に《ズーラポートの殺し屋》を用意すれば自分のライフに関係なく勝利できる。

『モダンホライゾン2』で一切強化を受けられなかった「ヘリオッド・カンパニー」が淘汰されて以降、「続唱」勢力の台頭も相まってクリーチャーコンボは鳴りを潜めていたが、メタゲーム次第でいつでもこうしたデッキが脇から優勝をかっさらっていく可能性があるというのがやはりモダンの醍醐味と言えるだろう。

 

 

『おまけ:計算された爆発』(サンプルリスト)
クリーチャー(12枚)

4《ドラコの末裔
4《引き裂かれし永劫、エムラクール
4《土着のワーム

呪文(8枚)

4《計算された爆発
2《混沌の辛苦
2《ちらつき蛾の注入

また、こちらもTier 2というわけではないが、この1ヶ月の間に一部の界隈で盛り上がっていた《計算された爆発》デッキを紹介しておこう。

40枚以上の土地を採用することで《計算された爆発》の期待値を10点以上にし、一度唱えた後はフラッシュバックや《ドラコの末裔》、ダメージソースとなる様々な土地などで残りのライフを削りきるというこのコンセプトは、一見馬鹿らしいようで意外と防ぎづらく、一風変わったデッキを探しているという方にはぜひ一度試してもらいたいデッキだ。

 

 

 

■ 2. 『イニストラード:真夜中の狩り』でバグを探そう

『イニストラード:真夜中の狩り』は、カードリストを見る限り、一癖も二癖もあるカードばかりという印象のセットだ。

《王冠泥棒、オーコ》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》、《創造の座、オムナス》のようにわかりやすいパワーカードこそなさそうなものの、これまでできなかったことを実現したり、既存のアーキタイプの穴を堅実に埋めることで、Tier 2以下のアーキタイプに新たな可能性を提供するようなカードが多い。

それはつまり、非常にクソデッキ向きのセットということだ。

である以上、もちろんバグの可能性も普段以上に存在するということになる。早速気合を入れてデバッグしていこう。

 

◇《調和の儀式》

『イニストラード:真夜中の狩り』のカード中で、私を最も興奮させた1枚といえばこのカードだ。

 

 

《調和の儀式》。 だが、クリーチャーが出るたびカードが引けるというだけのカードに何をそんなに興奮したのか?と思われるかもしれない。

しかしこのカードの登場はモダンというフォーマットにおいて実に意義深い出来事なのである。

それはなぜか?

 

 

そう、《唯々+諾々》が8枚使えるようになったからだ。

モダンの禁止カードの中には《垣間見る自然》というカードがある。ほとんど《唯々+諾々》が1マナになっただけのような効果のこのカードが禁止カードに指定されているということは、クリーチャーを出すたびにカードが引ける効果は危険であると既に認定されているということに他ならない。

それでも《唯々+諾々》だけならば1種類4枚だけのカードに依存したデッキはさすがに作りづらかったところ、《調和の儀式》の登場によってついに《唯々+諾々》をコンセプトにしたデッキが組めるようになるかもしれないのである。

しかし《唯々+諾々》が8枚使えたところで、どのようなコンセプトのデッキを組めばいいのだろうか?

《垣間見る自然》が禁止されたことについては、その1マナという軽さが理由の大部分を占めていたであろうことは想像に難くない。たとえば1ターン目に《極楽鳥》を出したら、2ターン目に《垣間見る自然》を唱えながら1マナクリーチャーを2体展開するだけでアドバンテージを得ることができる。しかし2マナの《唯々+諾々》や《調和の儀式》となるとそうはいかない。つまりお手軽なアドバンテージエンジンとしての運用はあまり期待できないということになる。

であるならば、残る活用法は一つ。瞬殺コンボだ。

もし仮に、《唯々+諾々》か《調和の儀式》を唱えた時点で勝利が確定するデッキが存在したなら。そのデッキは現在の殺伐としたモダンのメタゲームにも食い込めるほどのポテンシャルがあるに違いない。

そしてもしそんなコンセプトが存在するならば、《唯々+諾々》か《調和の儀式》を最速で唱える方法を探すに決まっている。

では、その方法とは何か?

 

 

《絡み森の大長》から《唯々+諾々》か《調和の儀式》を唱えてゲームに勝つ幻の1キルデッキが組めないだろうか???

《唯々+諾々》と《調和の儀式》との共通点は、マナコストに(緑)を含むことだ。この(緑)を《絡み森の大長》から発生したマナで支払えば、1ターン目に《唯々+諾々》か《調和の儀式》を唱えることが可能となる。

しかし1ターン目に《唯々+諾々》か《調和の儀式》を唱えても浮きマナは0マナ。《猿人の指導霊》が禁止カードに指定されてしまった今、ドローを進めるためのクリーチャーを出すことができないのではないか……と、そう思われるかもしれない。

 

 

しかしモダンには《メムナイト》《羽ばたき飛行機械》のように0マナで召喚できるクリーチャーが存在しているほか、《歩行バリスタ》や《搭載歩行機械》のように「特に意味はないが0マナでも出せるクリーチャー」も多数存在している。これらを大量に搭載することで、ドローを進めること自体は可能である。

とはいえ、これだと盤面に残るのは0/2飛行と1/1バニラのみであり、いくらドローが進もうが他は墓地に大量の死体の山が積み上がるだけなので、ゲームの勝利にはつながらない。

だが、逆に考えるのだ。もし、ここから勝利につなげられる手段があるとすれば? そう、そのデッキは1キルが可能な最強デッキとなる。

クソデッキを作るためには、時に狂気に身を委ねることも必要となる。与えられた境界条件がどんなに狭くても、一見不可能に見えることでも、それが存在するということを信じてカードプールを探す。

その無為な試みを行う意志を持つ者だけが、ネクストレベルに到達できるのだ。

 

 

1ターン目に《タイタンの契約》を連打すれば勝てるのでは???

モダンには盤面に残せる0マナクリーチャーは2種類しかいないと思い込んでいたが、実際には違う。幻の3種類目が存在していた。否、出す=死であるために誰も0マナクリーチャーであると認識していなかっただけなのだ。

もちろん1ターン目に《タイタンの契約》を唱えても通常ならば次のターンに契約死するため愚行でしかないところ、このデッキでは《唯々+諾々》と《調和の儀式》のおかげで0マナクリーチャーをドローに変換できるため、《天使の嗜み》を探しに行ける。また、《唯々+諾々》と《調和の儀式》が《垣間見る自然》と違って「クリーチャー呪文」に反応するわけではない点も噛み合っている。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 

『Beck Storm』
土地(6枚)

4《宝石鉱山
1《真鍮の都
1《金属海の沿岸

呪文(17枚)

4《タイタンの契約
1《否定の契約
4《天使の嗜み
4《調和の儀式
4《唯々+諾々

※《真の木立ち》は《調和の儀式》

 

正直なところ、このデッキはまだまだ欠陥だらけの未完成品でしかない。「1キルできる」とは言ったものの相手を殴り倒すまでのターンはかかるし、そもそも《タイタンの契約》を引けずにゴミ盤面でターンを返すということも頻発する。この問題を解決する方法を私は必死に考えた (通過したカードの例:《有毒の蘇生》《アロサウルス乗り》《虚ろな者》《死後の一突き》《残響する復活》など) が、どれも本質的な解決策をもたらしてはくれなかった。

だが、それでもこれまでネオブランドくらいでしか成しえなかった「1キル」という夢のあるコンセプトを持つデッキであることは間違いない。いつか0マナで出せるクリーチャーが増えたとき、このデッキのことを思い出してくれると幸いだ。

 

 

また、《唯々+諾々》と《調和の儀式》を使った他のバリエーションも考えてみた。本家《垣間見る自然》のことを考えると同一ターンに2回唱えてクリーチャー1体を2ドローに変換する動きが強力だったので、この中だと本家と同様エルフベースのデッキに一番の可能性がありそうだ。

 

 

 

◇《凶兆の血の暴行》

最近《マグマ・オパス》をはじめとして一見何言ってるのかわからない日本語版のテキストを持つカードが散見されるようになったが、『イニストラード:真夜中の狩り』にもそうした要素を含むカードが存在していた。

 

 

《凶兆の血の暴行》だ。

このカードの効果は整理すると「アーティファクトかエンチャントに打ったら《流刑への道》」「土地に打ったらダブル《流刑への道》」なのだが、ここで重要なのはそのテキストの煩雑さではなく、自分の土地にも打てるという点にある。

最初に考えたのは《ダークスティールの城塞》や《大瀑布》などの「破壊不能」を持った自分の土地にこれを打ち込むことでノーリスクで2マナブーストできないか、というものだった……だがテキストをよく読むと「破壊されたなら」(英語版ではIf a land was destroyed this way~) となっており、おそらく「破壊不能」の土地に打ち込んだ場合は2マナブーストできないであろうと思われた。

やはり悪用は不可能か……と、そう考えたそのとき。

抜け道の存在に、気が付いたのである。

 

 

ならば《トロウケアの敷石》に打ち込めばいいのでは???

《トロウケアの敷石》は破壊されたときに土地をサーチできる土地なので、「破壊不能」の場合と違って破壊されていることに変わりはない。それでいて土地の枚数は変わらないので、脱法2ブーストが可能となるのである。

さらにもし《樹上の草食獣》→《凶兆の血の暴行》という最速の動きが実現すれば、3ターン目に《原始のタイタン》が降臨するというブン回りも実現可能となる。これをデッキにしない手はないだろう。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 

『トロウケア・ランページ』
呪文(10枚)

3《召喚士の契約
4《凶兆の血の暴行
3《風景の変容

 

※《炎渦竜巻》は《凶兆の血の暴行》

 

《トロウケアの敷石》自体は《エルフの開墾者》との組み合わせで普通に使われることもあったカードなので、元から実績のあったコンセプトに自然に強化パーツが組み込めているという形になっている点でクソデッキ感はあまり感じられないかもしれない。

《凶兆の血の暴行》はサイドボード後には《倦怠の宝珠》や《高山の月》などの相手のサイドカード対策にもなるので、ブン回りに寄与するカードでありつつもかなり幅広い活躍が見込めそうなカードと言えるだろう。

 

 

 

◇《年経た枝指》

「続唱」がモダンにもたらしたのは、「確定サーチは良くない」という教訓だった。だが『イニストラード:真夜中の狩り』には、「確定サーチ」を実現するカードが存在しているのである。

 

 

《年経た枝指》だ。

このカードはデッキ内にクリーチャーがX体しかいなければ確実にそれを墓地に落とせるというトリッキーな性質を持っている。

だが問題は、その動きをするために《年経た枝指》を引き込もうと思って枚数を増やすと《年経た枝指》自身がめくれてしまうという点にある。

確実を期するなら、デッキの中に《年経た枝指》1枚と墓地に落としたいクリーチャー1~2枚しか入れないという状態を作るしかない。しかしそんな状態では1枚差しの《年経た枝指》を引くことが不可能になってしまう……そう思われた。

しかし、モダンの広大なカードプールをもってすれば1枚差しの《年経た枝指》を引くことなど造作もなかったのだ。

 

 

そう、《召喚士の契約》《引き裂かれた記憶》を使えばいいのである。

これらのカードを使えば、《年経た枝指》をデッキに1枚しか入れなくても実質的に9枚搭載したのと同じ確率で《年経た枝指》を引き込むことができる。

しかし、《年経た枝指》で確実に特定のクリーチャーを墓地に落とせたところでどうやって勝つのか。

そもそも『モダンホライゾン2』で《無名の墓》が登場しているので、伝説でないクリーチャーは元から指定して墓地に落とすことが可能となっているのである。つまり《年経た枝指》が唯一無二の価値を発揮するためには、伝説のクリーチャーを使って勝利するコンセプトである必要がある。

では、そのようなコンセプトとは何か。

 

 

確実に《グリセルブランド》を墓地に落とせるので、《御霊の復讐》と組み合わせると強いのでは???

《納墓》や《生き埋め》といったカードがないモダンでは、《グリセルブランド》を確実に墓地に落とせる方法が限られていた。そこで登場した《年経た枝指》は、デッキ構築を制限はするものの、《グリセルブランド》に対する実質的な《納墓》となる。

また、《御霊の復讐》の側も《引き裂かれた記憶》でサーチできる点も噛み合いが良い。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 

『グリセルストーム』
 
クリーチャー(3枚)

1《年経た枝指
2《グリセルブランド

 

 

 

※《罪+罰》は《年経た枝指》

 

 

クリーチャーが入れられない制約がある中で1→3のマナジャンプを可能にするカードを探した結果、《楽園の拡散》と《一攫千金》に行き着いた。

《天使の嗜み》が入っているのは、アップキープに契約コストの支払いにスタックして《御霊の復讐》から7ドローをチェインさせてからのこれで契約死を回避するパターンがあるためである。

《年経た枝指》は他にも複数種類のクリーチャーを同時に墓地に送りこんだりもできるので、墓地を使った様々なコンボで活用できる可能性がある。今後も要注目のカードだ。

 

 

 

■ 3. 終わりに

今週末に発売する『イニストラード:真夜中の狩り』は、単体のカードパワーというよりはコンボやシナジーという面で評価すべきカードが多い印象のセットだ。

それはつまり、新しいデッキが生まれる可能性が高いということを意味している。

『モダンホライゾン2』以降、環境で通用するデッキのハードルは上がっているが、環境を気にせずカジュアルに遊ぶ分には、今回紹介した以外にもまだまだ楽しめるカードがたくさん眠っている。新セットとともに新デッキの開発を、ぜひ色々と試してみて欲しい。

ではまた次回!

 

当店はモダン大プッシュです!
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