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【ボードゲームディープ】実力勝負!? アブストラクト系ゲーム

公開日: / 更新日:Zxion

アブストラクト系ゲーム

毎度!
Zxionことぜっくんです。
おっすおっす。

今回は僕のおすすめアブストラクト系ゲームをいくつか紹介したいと思います。
アブストラクトの定義が難しいというか、ふわっとしてるというか、こう、判断が難しいので「系」ということでひとつ。

 

1.で?アブストラクトって?

「アブストラクト」
ボードゲームをやっていると時折耳にするのではないでしょうか。
ワカプレ[1] ワーカープレイスメントの略。駒=労働者(ワーカー)を配置(プレイスメント)して収益を得る(アクションを起こす)ゲームの総称。とかトリテ[2]トリックテイキングゲームの略。トリックと呼ばれるミニゲームを繰り返すゲームの総称。とかみたいなもので、どんなゲームなのか分類する時に使われます。

アブストラクトという言葉自体は「抽象的」とかそういう感じの意味です。
ゲームに対して使う時は抽象的で具体的なテーマが存在しないゲームのことを指すっぽいです。

wiki的には、
・偶然が関与しない。
・ゲーム内の全ての情報が公開されている(完全情報ゲーム)。
・ルールが明解で解釈の余地はない。
とされています。

…難しいですね。

オセロとかマンカラとかは含まれますが、チェスや将棋は含まれないとされることもあるとか無いとか。
ややこしいのでふわっと「へーそういうものなんだー」程度に理解してもらえれば良いかなって。
テストにはでませーん。

 

 

2.陣取りテイストのアブストラクト ブロックス

ブロックス
マテル 『ブロックス』、個人的には4人プレイがおすすめ。

まずは『ブロックス』
僕は結構好きなゲームなのですが、ゲーム会とかではあまり卓が立たないです。
しょんぼり。

ちなみに、千澤のり子さんがたいむましんWEB文芸で一足早くご紹介なさっています。
ボードゲーム遊び方紹介 第27回 ブロックス 
遊び方はこちらをお読みいただくとして、僕はゲーム中のプレイングについてあーだこーだ書いてみたいと思います。

 

【その1】まずは中心を目指す!
ボードの外周から配置していくと中盤以降厳しくなりがちなので、なるべくボードの中心に向かっていくほうが安定するかと思います。
この時に使いにくい(と思われる)ブロックや、マス数の多いブロックから置いていくと後半に「絶対置けない」とならずにすみます。

ブロックス
ぼくがかんがえたさいきょうのかいまく。

馴れてる人は好き勝手やってください。

 

【その2】角をたくさん作る
配置のルールとして、自分のブロックの角と角が接するようにしなければならないというのがあります。
つまり角をたくさん作れれば進行方向もたくさん!
(小並感)
直線のブロック1個だと角は3つ分しか確保できませんが十字ブロックなら7つ分の角ができます。
中心に向かう途中で逃げ道をいくつか作っておくと、生き残れる可能性が増える…かも。

 

【その3】相手の進行方向つぶし
置かれたブロックに対して特定のブロックを上手く置くことによって相手の進行方向を制限するプレイングです。
場合によってはマジで脱落待ったなし。
ヘイト爆上げも待ったなし。
微妙な置き方をしなければならない事もあるので、ご利用は計画的に。

ブロックス
赤の
角が2ヶ所あるところを青がブロック!エグイ。

ブロックス
緑と黄色の間に青が割り込んで両者をブロック。これも酷い。

 

大体この3つを気にしながらプレイしていくとそこそこ置いていけるハズ。
最初は協調するフリをしながら進行していき、良きところで手のひらを返していきましょう。
一緒に遊んでいるプレイヤー達がイケイケだと大抵置ける数は少なくなるので、そこはうまく見極めてね!

 

マテル ブロックス BJV44

対象年齢:7歳~
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:約20~30分

ヨドバシ・ドット・コム商品ページ

 

 

2-1.2人専用ブロックスもあるよ

ブロックス
2人で遊べるから時間調整と人数調整に便利!

2人プレイ専用のブロックス、『ブロックスデュオ』です。
基本ルールは同じですが、スタート地点が通常のブロックスとは異なり中心に近い位置にある○印からになります。

ブロックスデュオ
ボード上の○印、ここからスタート。

この○印が隠れていればどのブロックでスタートしてもOK。
○印が隠れていれば自由に位置も決められるので、同じブロックでも選択肢がいくつか生まれていい感じ。
スタートの位置が近いので最初からクライマックス状態!
超!えきさいてぃん!

最近(といっても半年くらい前)マテル社から「ブロックス ミニ版」というのが販売されました。
ブロックスDXの逆で小さいバージョンとかではなくて、普通にブロックスデュオなので興味のある方は是非。
まぁ、実際は小さいデュオってイメージです。
若干チープですが、価格は安価なのでこれはこれであり。
多分大手通販サイトとかにあります。

 

ブロックスデュオマテル ブロックス デュオ

対象年齢:7歳~
プレイ人数:2人
プレイ時間:約20~30分

ヨドバシ・ドット・コム商品ページ

 

ブロックス ミニ版マテル ブロックス ミニ版

対象年齢:7歳~
プレイ人数:2人
プレイ時間:約20~30分

ヨドバシ・ドット・コム商品ページ

 

さらにブロックスには『ブロックストライゴン』というものがありまして。
ルールなどは同じなのですが、ブロックの形が三角形になっており、ちょっとだけプレイ感が異なります。
基本ルールでは角・辺&角・角で接していれば配置できるのですが、上級だと角・角のみでしか配置できないといったルールになっています。

ブロックス トライゴンマテル ブロックス トライゴン

対象年齢:7歳~
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:約20~30分

ヨドバシ・ドット・コム商品ページ

 

3.ゼロサムアブストラクト アバロン

アバロン
適度な重さ(物理)のコンポーネントが素敵。

お次は『アバロン』
2人プレイ専用のゲームです。
手駒(マーブル)をルールに従って動かしていき、相手のマーブルを6個押し出せれば勝利。
非常にシンプルですが、実際にやってみると色々考えてしまうので難しいです。
ルール自体は簡単なんですけど…。

自分の手番では最大3個までのマーブルを動かすことができます。
複数個のマーブルを動かす時は、隣り合ったマーブルを同じ方向に動かさなければなりません。
マーブルは列で隣接していれば平行移動させることも可能。

アバロンの動かし方
簡単操作!

一列に並んでいないマーブルを動かすことや、離れたところに動かしたり、別のマーブルを飛び超えるような動きはできません。
自分と相手のマーブルが一列に並んでいて、自分のマーブルの数の方が多ければ相手のマーブルを押すことができます。
同数では押すことができず、<●●●○○●>の様な状況で黒マーブルが白マーブルを押すことはできません。
(白マーブルなら1つしかない方の黒マーブルを押すことができる。)
「2:1」「3:1」「3:2」の形が一列で作れた時に、数の多いほうが少ないほうを押せる感じです。

アバロン
動かせないよ!

防衛戦術が強いらしいのですが、時間がかかる上に展開が地味だからという事で(?)新たな初期配置が考案されているみたいです。

アバロン新配置
アバロン新初期配置、デイジー配置。

この配置だと守りを固めるのが難しく、必然攻撃的なスタイルで行く必要があるとか何とか。
これは良い初期配置。

最近は青いペンギンのお店とかに置いてあるのをチラホラ見かけます。
2人用で入手しやすいおすすめゲームの1つです。

 

アバロンアズモディー アバロン

対象年齢:7歳~
プレイ人数:2人
プレイ時間:約20分

ヨドバシ・ドット・コム商品ページ

 

 

4.めっちゃきれい☆ ジェムブロ

ジェムブロ
めっちゃきれい☆(2回目)

最後は『ジェムブロ』です。
これもあまり見かけないなぁと思っていたらそれもそのはず、2005年発売。
その頃僕何してたかな…。

ジェムブロは最大6人で遊べるブロックスみたいなテイストのボードゲーム。
2人専用版もあるらしいのですが、僕は現物を見たことはありません。
ちょっと欲しい。

個人的なおすすめプレイ人数は3・4・6人。
5人プレイはセットアップがちょっとややこしいです。

勝敗はブロックス同様、ボード上により多くのブロックを置いたプレイヤーが勝利。
逆に置いた数が少なかったプレイヤー達は敗北です。
複数回プレイする場合は得点を記録し、その合計値で競います。
もちろん全部置ききるとみんな大好きボーナスGET!
やったぜ!

ジェムブロ終了時
ジェムブロが終了した状態。めっちゃ(略)

 

配置方法の説明が文字だと難しいので、画像をご覧ください。

ジェムブロ配置
ボードの「線」がポイント!

「各ブロック1マスの頂点から伸びた線がつながっているマス」に次のブロックを配置することができます。
え? なんて?
…ややこしいんですがそうとしか説明できなくて、自分の文章力の無さを恨むばかりです。

線がつながっていたとしても他プレイヤーのブロックがあると、その先にはブロックを配置できません。
一番右の青いブロックが置いてある場所です。
上方向にはまだ何も無いのでのびのびと配置できますね。
他プレイヤーのブロックが置かれていてもブロック同士に隙間があればその先には配置可能です。
赤いブロックが青と緑の隙間を右方向に抜けている部分です。
見落としがちなので盤面を良く見てプレイしましょう。
画像にはありませんが、自分のブロック同士が接触するような配置はできません。

ジェムブロのプレイ感は、
序盤~中盤「あれ?これ全部余裕で置ききれちゃうんじゃね?」
終盤「もうむりまじしんどい。」
こんな感じです。
ボードが広いからそう錯覚するんですかね。
ブロックの形も絶妙で、置けそうで置けない。
なんか、こう、急に置けなくなってくるんですよ。
ジェムブロでも序盤で大きいブロックを置いてしまう方が良さそうです。

古いゲームはなかなかお店では見かけませんね。
お手頃価格で遭遇できたら確保しておいてもいいんじゃないでしょうか。
めっちゃきれいだし。

 

ジェムブロ

対象年齢:6歳~
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:約30分

 

 

あとがき

というわけで。
アブストラクト系ボードゲームでした。
実は今回「六角形の箱ボードゲーム特集」という隠れテーマを勝手に設定してました。
勘づいてくれた人、いっぱいちゅき。

ボードゲームは基本四角形の箱ですから、収納的にちょっと厄介なやつらですね。
寝かせるか立てるか。
隙間に入るか入らないか。
ウボンゴ!(唐突)

僕はアブストラクト系のゲームは好きなのですがとても弱く、好きとなんちゃらは比例しないを体現しています。
特にオセロはもう壊滅的に弱いです。

この系統は経験者とそうでない人との差が顕著に出やすいので、未経験者や初心者の人と遊ぶ時は無双し過ぎないようにしたいですね。

今回はここまでッス。
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

 

 

脚注

脚注
1 ワーカープレイスメントの略。駒=労働者(ワーカー)を配置(プレイスメント)して収益を得る(アクションを起こす)ゲームの総称。
2 トリックテイキングゲームの略。トリックと呼ばれるミニゲームを繰り返すゲームの総称。
ZXION ボードゲームディープ
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