あの頃の思い出をもう一度!~バックトゥ・ザ・80’s~ 1988年

公開日:たいむましんスタッフ

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1980年代の懐かしい出来事やカルチャーを皆で振り返る「バックトゥ・ザ・80’s」。
第9回目は「カードが手に入るマシン」と「海外でも人気の王道RPG」が登場する1988年にタイムトリップします!

前回は世代を超えて知られている名作や、「未来」を先取りした家庭用ゲーム機『PCエンジン』が登場した1987年を振り返りました。

1988年も、当時を知っている人たちが「これ覚えてる!」「当時はこれにハマってた!」と思えるような出来事が盛りだくさんです。
懐かしい気持ちに浸りながら、あの頃の思い出を一緒に振り返ってみましょう!

1988年の出来事

1988年の出来事

1988年は昭和で言えば63年、干支は辰(たつ)でした。
1988年には『ぬーぼー』『ケンちゃんラーメン』『V.I.Pチョコレート』が発売されました。
『ケンちゃんラーメン』は、人気お笑いタレントの志村けんがイメージキャラクターを務めていたカップラーメンです。当時のCMにも志村けんが出演していて、発売からいつまで経っても「新発売」と宣伝していたことでお馴染みの商品でした。

3月には日本初のドーム球場である『東京ドーム』が完成。プロ野球チーム・読売ジャイアンツの本拠地でもある東京ドームは、50000人を収容できる巨大な敷地から「日本最大級のコンサート会場」としても知られています。これまでにX JAPANやTHE ALFEEなど、多くの有名アーティストが東京ドームに立ちました。
同時期には世界最長を記録した『青函トンネル』『瀬戸大橋』も開通しました。

4月には昭和を代表する歌手・美空ひばりの『不死鳥コンサート』が、東京ドームで行われました。
美空ひばりは前年から闘病生活を送っていましたが、この時は歩くことも厳しいほど症状が悪化していました。
そんな状況下でもステージに立ち、39曲を堂々と歌い上げる姿は「奇跡の復活」として、会場に集まった5万人のファンを熱狂させました。
美空ひばりが命懸けでステージに立った『不死鳥コンサート』は、あれから30年以上経った今でも「伝説の一夜」として語り継がれています。

10月には子供の頃には皆が見ていた!と言える「それいけ!アンパンマン」が初めて放送されました。
2025年時点で37周年を迎え、アニメの話数は1600話を突破したアンパンマンは、現在も絵本の出版や劇場アニメの公開、おもちゃの発売が行われている国民的人気を誇る作品ですね。
放送開始日である10月3日は「アンパンマンの日」と名付けられ、テレビでは1話30分の特別エピソードが放送されています。

1988年のカルチャー

1988年のカルチャー

1988年の邦画界は、人気刑事ドラマの劇場版第2作『スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲』が2月に公開。第1作目の『スケバン刑事』にも出演していた「3代目麻宮サキ」演じる浅香唯が主演を務めました。
7月には「最強の刑事コンビ」タカとユージの活躍を描いた劇場版第2作『またまたあぶない刑事』が公開。2024年には8年ぶりの新作となる『帰ってきた あぶない刑事』も上映されましたね。
この他にも宮沢りえの女優デビュー作である『ぼくらの七日間戦争』や、突然のお別れとなってしまった西田敏行さんの代表作でもある『釣りバカ日誌』の第1作目も1988年に公開されました。

洋画ではサイボーグ警察官の活躍を描いた『ロボコップ』が2月に公開。近未来の世界でロボットが戦う斬新な設定が話題となり、続編やリメイク版、TVドラマも制作されました。
6月にはシルヴェスター・スタローンの代表作として知られる『ランボー3 怒りのアフガン』が公開。銃器や爆薬を使った派手なアクションが展開され、前作以上にランボーが「大暴れ」した作品となりました。
この他にも清朝最後の皇帝・溥儀の実話を描いた『ラストエンペラー』や、「アニメ×実写」の名作として知られるディズニー映画『ロジャー・ラビット』も公開されています。

アニメでは大人気SFアニメの劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』が3月に公開。本作はTVアニメの再編集ではなく、アムロ・レイとシャアの最終決戦を描いた「ガンダムシリーズ初のオリジナル劇場版」として制作されました。
4月には戦争の悲劇を描いた高畑勲監督の『火垂るの墓』と、キャラクターや主題歌も大ヒットした宮崎駿監督の『となりのトトロ』が同時上映。どちらも「スタジオジブリの名作」として現在も高い評価を得ていますね。
前月には劇場版第9作『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』と、高橋留美子の代表作『うる星やつら 完結篇』『めぞん一刻 完結篇』も公開されていました。
おなじみ東映まんがまつりでは『聖闘士星矢 神々の熱き戦い』『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』と、80年代ジャンプ漫画の代表作といえる2作品が公開。さらに、『仮面ライダーBLACK』『ビックリマン』の劇場版が3月と7月にそれぞれ上映されていました。

音楽分野では工藤静香の『MUGO・ん…色っぽい』や、南野陽子の『吐息でネット。』、中森明菜の『TATTOO』がリリースされました。
さらに、現在も活躍するシンガーソングライター・長淵剛の代表曲『とんぼ』が10月に発売。同タイトルのTVドラマの主題歌にもなり、オリコンチャートで5週連続1位を記録するほどのヒット作となりました。
この他にもBOØWYの元メンバーである氷室京介のソロデビューシングル『ANGEL』や、キレのあるダンスが印象的な田原俊彦の代表曲『抱きしめてTONIGHT』も1988年に発売されています。

1988年のヒット商品

1988年のヒット商品

1988年は音に合わせて首が左右に動くあのアイテムや、当時は誰もが夢中になっていたあのアクションゲームが発売された年でした。

当時の思い出を振り返りながら、1988年に流行ったアイテムの魅力を語っていきたいと思います!!

フラワーロック

フラワーロック

「フラワーロック」は、1988年にタカラ(現タカラトミー)が販売した玩具で、音に反応して躍り出す、サングラスをかけたひまわりです。

子どものころよく行っていたスーパーの2回のおもちゃ売り場に、金属製のやじろべぇの隣に展示されていました。
子どもが触ってもOKの見本品だったので、フラワーロックもやじろべぇも、両方ともひとしきり遊ばせてもらった覚えがあります。

大人になった今から考えるとどうということはないおもちゃなんですが、当時爆発的にヒットしまして、でも親は買ってくれなくて……。
当時独身貴族だった伯父がこれを持っていまして、そのうち飽きたらしく、「姪っ子たちに」とこのフラワーロックをくれたことも覚えています。姉との間で取り合いになったなぁ。

いっち~

音に反応して動き出す事で当時大ヒットした「フラワーロック」ですが、その元になったのは前年に発売された、同じく音に反応して動きだす「のらくろロック」と言われています。同様に音に反応して動き出す商品はいろいろなメーカーからも発売され、缶ジュースの形をしたものや、壁に貼り付けられたブラックバスが音楽に合わせて歌い出す物など多彩な商品が登場しました。

カードダス

カードダス

「カードダス」は1988年にバンダイが発売した、自動販売機方式のトレーディングカード販売機で、当時人気だった「SDガンダム」や「聖闘士星矢」、「ドラゴンボール」のカードダス専用のトレーディングカードを購入することができました。

「カードダス」と言うよりも私的には「カードダス20」という呼び方の方がなんだかしっくり来ています。
今でも人気のカプセルトイ(ガチャガチャ)は当時、1回100円だったので、お小遣いの少なかった私としては、100円で何回も回すことはためらわれたものです。しかし、このカードダス20ならなんと!ガチャ1回の値段で5回も回せる!
あと、当時のカプセルトイはゴム製だったので、カプセルの中で歪んでしまったりしてたので、私は格好いいデザインで見た目が派手なキラキラとしたカードなんかもある、カードダスに結構夢中になっていました。

ただ、途中からカードダス20がカードダス100(5枚入りで100円)に切り替わっていき。10円玉を2枚れて回す行為から、100円玉を1枚いれて連続で5回すという行為になり、なんか楽しみが失われた感じがして、あまり買わなくなってしまった記憶があります。

いっち~

マンガやアニメで人気の作品のカードが手に入るという事でデパートやおもちゃ屋さんによく設置されていた「カードダス」ですが、その人気のせいですぐに本体内のコインを貯める部分がいっぱいになることがあり、その問題を解決するために100円玉を使用する「カードダス100」が登場したというまことしやかな噂話もあります。

スーパーマリオブラザーズ3

スーパーマリオブラザーズ3

「スーパーマリオブラザーズ3」は、1988年の10月23日に任天堂が発売した人気シリーズの3作目にあたるファミコンのアクションゲームです。

スーパーマリオシリーズは現在でも人気の高いシリーズで、当時は遊んだ事のない子供はいないレベルの人気シリーズでしたが、前作の「スーパーマリオブラザーズ2」はディスクシステムだった事と、難易度が高いという事で敬遠されがちでした。
そのため再びファミコンカセットでの発売された「スーパーマリオブラザーズ3」は、当時の子どもでこれをやっていなかった子はほとんどいなかったんじゃないだろうかと思えるレベルで、女の子も男の子も大人もみんな夢中になっていました。

特に覚えているのは、マリオの造形のかわいらしさですね! タヌキマリオとクツマリオがとってもとってもかわいかった。マメクリボーにまとわりつかれたときの鬱陶しさといったら……!
スーパーマリオブラザーズ3の面白さ、多彩なマップにもありましたよね。砂漠のマップとかよく覚えています(ワールド2だったかな)。

ただ子どもの頃は結局最終クリアまではいかなくて、20歳超えてから再チャレンジしてクリアした記憶があります。

いっち~

販売本数では「1」を越えることはありませんが、「スーパーマリオブラザーズ3」の方が人気は高く、思い出の1本として挙げる人も多い作品です。前作に比べるとステージ数は倍以上に増えていますが、パスワード機能などはありませんが、ワープゾーンやクリアーを手助けしてくれるアイテムの存在など、任天堂らしいプレイヤーのことも考えた完成度の高い作り込みは今プレイしてみても面白さを感じられる作品です。

ファイナルファンタジーII

ファイナルファンタジーII

「ファイナルファンタジーII」は、1988年の12月17日にスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)が発売したファミコンのロールプレイングゲームです。

当時ドラクエと人気を2分していたファイナルファンタジーの2作目で、もちろん私もプレイしました。ファイナルファンタジーIIは、ファイナルファンタジーシリーズのなかでもとにかく難しかった思い出があります。
何が難しいって、システムが難解!レベルの概念はないし、「特定のパラメーターが上がる行動をしたら、ほかのパラメーターが下がる」というのがどうしてもわからなくて……。

それと今でもはっきり覚えているのが、宿屋の料金の高騰です。IIの宿屋は定額ではなくてHPやMPで料金が変わるのですが、序盤で数値上げすぎて泊まれなくなる→回復できない→ 死にやすくなる→回復アイテムも買えなくなる→ジリ貧……で、オープニングからやり直しました。

今と違って当時はセーブ数のスロットに余裕がなかったし、ほかのスロットはほかの家族が使っているしで……。リメイク版では救済策はあるのだろうか。

いっち~

前作とはまったく異なる新しいシステムを採用した「II」は、一般的なキャラクターレベルの概念がなく、戦闘時に選択するコマンドの内容により職業が変化。装備する武器も同じ種類の物を使い続けることで熟練度が上がる。と言った、今ではよく見かけるシステムではありますが、当時としては斬新すぎて、かなり敬遠されていた作品でもありました。

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

「ドラゴンクエストIII」は、1988年2月10日にエニックス(現在のスクウェア・エニックス)がリリースしたファミコンのロールプレイングゲームです。

リメイク版も含めて、めちゃくちゃハマリました。多分ドラクエIIIのプレイ回数は累計で100回は軽く超えていると思います。1周クリアしたら今度は職業変えてもう1周やる、を繰り返しているので……。
父姉私、3人ともドラクエを遊んできているのですが、おそらくもっともよく遊んだのがこのドラクエIIIだと思います。

表の世界が、実際の世界地図をモチーフにしているのはあまりにも有名ですが、当時海外に行ったことのなかった私にとっては、ドラクエIIIの「世界を旅する」は、文字通り「海外に足を運ぶこと」と一緒でした。
広く大きな海を行き、自分の知らない国に行き、そこで人と話し、信頼できる友とともに戦い続ける……。ドラクエIIIは、ただのゲームに留まらず、私に「世界の広さ」を教えてくれたものでもあります。

いっち~

人気ロープレイングゲームシリーズの3作品目として発売前から高い人気を誇った同作品は、発売当日の大行列の要素が社会現象としてニュースで取り上げられるなど、人気ゲームを買うために行列して購入するという行為の先駆けになった作品もでありました。ゲームの内容としても「III」がシリーズの中で1番面白いと言うゲーマーも多く、2024年にもリメイク版が発売され話題になりました。

あとがき

今回は芸能人たちの代表作として知られる作品がたくさん登場した1988年を振り返ってみました。
幅広い世代に歌い継がれる名曲『とんぼ』や、当時から大人気だった『あぶない刑事』『となりのトトロ』などの劇場公開。
紹介した映画や曲は、今でもTVで見たり聴いたりすることが多いですよね。知名度・人気共に高い作品は、今までもこれからも「色あせない名作」として愛され続けていくのだと思います。

そして、1988年は夢中になって集めていた『カードダス』や、今でも新作や移植版が発売されている『ファイナルファンタジーII』が登場しました。
カードダスは当時1回20円で回せることに驚き、見つけたらすぐに回していたのを覚えています。お小遣いが少なかった私にとっては「安価でたくさん集められる」のが嬉しくて、気づいたら大量のカードが手元にあった…なんてこともありました。
大人になった今でも収集癖は変わらず、ガチャガチャを見つけると欲しいものが出るまで何回も回しています。
「これ楽しい!」と思ったものについ夢中になってしまうのは、昔も今もずっと変わっていないですね。これからも好きなものには真っ直ぐに、情熱を注ぎ続けたいと思います!

そんな感じで、今回はこの辺で終わりたいと思います。
語りたい思い出はまだたくさんあるのですが、それはまた別の機会に取っておくことにします。

さて、「バックトゥ・ザ・80’s」は今回が最終回となります。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

80年代の懐かしい思い出を振り返ることができて、とても楽しかったです。
またどこかでお会いできることを楽しみにしています!

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