【デッキ解説】ミソの記事のミソ『ギアベルゼ』vol.15
こんにちは、ミソです。
今回もカジュアルデッキを紹介させていただきます。
最近デッキを作る際に「よりシンプルであること」を意識して、やりたいことを通しながらも、細かいギミックを詰め込む、ということを理想としています。
色々と詰め込んだデッキも面白いのですが、最近はカードパワーの高まりからデッキパワーを抑えられず、やりたいことをやらなくなることが多かったので、自制の意味も込めて、デッキの象徴的な動きを必ず出来るようにしています。
というわけで、そんな意識で組んだ今回のデッキを紹介します。
デッキレシピ
デッキビルド:ミソ
(1枚)古代の機械猟犬
(1枚)古代の機械箱
(1枚)古代の機械戦車兵
(2枚)古代の機械暗黒巨人
(1枚)黒魔女ディアベルスター
(2枚)原罪のディアベルゼ
(1枚)タロンズ・オブ・シュリーレン
(3枚)無限起動ハーヴェスター
(1枚)無限起動ロックアンカー
(1枚)無限起動ブルータルドーザー
(2枚)無限起動スクレイパー
(1枚)無限起動トレンチャー
(1枚)速攻のかかし
(2枚)冥府の使者ゴーズ
(1枚)反逆の罪宝-スネークアイ
(3枚)“罪宝狩りの悪魔”
(3枚)超重機回送
(2枚)古代の機械融合
(3枚)歯車街
(1枚)天威無崩の地
(2枚)トラップトラック
(3枚)トラップトリック
(3枚)廻る罪宝
(2枚)メタバース
(1枚)貪欲な瓶
(1枚)荒野の大竜巻
(1枚)巨神封じの矢
(1枚)微睡の罪宝-モーリアン
(1枚)古代の機械魔神
(2枚)古代の機械超巨人
(1枚)古代の機械究極巨人
(1枚)古代の機械混沌巨人
(2枚)無限起動ゴライアス
(2枚)古代の機械弩士
(1枚)電影の騎士ガイアセイバー
(1枚)無限起動リヴァーストーム
(1枚)旋壊のヴェスペネイト
(1枚)無限起動アースシェイカー
(1枚)天霆號アーゼウス
(1枚)厄災の星ティ・フォン
こちらがデッキレシピです。
レシピだけでも分かる、かなり一本道なデッキですね。
詳細は後ほど紹介します
デッキのコンセプト
このデッキを組むきっかけになったカードはもちろんこの子です。
《原罪のディアベルゼ》です。
効果モンスター
星7/光属性/幻想魔族/攻2500/守2000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分か相手の墓地に「罪宝」カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はセットされていない魔法・罠カードを発動できない。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
《原罪のディアベルゼ》は発売前に騒がれたけど思ったよりは使用されていないカードです。《時を裂く魔瞳》とかと同じ類ですね。いやちょっと違うか?
このカードの使いたい効果は③の破壊効果です。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
こちらの効果は相手の場を破壊できるのは当然として、セルフブレイクのコンボカードとしても使用することが出来ます。
そして、今回破壊を狙うのは《歯車街》です。
新弾で強化された【古代の機械】でサーチしやすくなった《歯車街》、そして《廻る罪宝》で出しやすい《原罪のディアベルゼ》を組み合わせます。
《原罪のディアベルゼ》によって破壊された《歯車街》から、《古代の機械暗黒巨人》を出し、次の《歯車街》を確保したり、《古代の機械融合》でビートダウンを重ねていきます。
このコンセプトを軸に、後は細かいところを詰めていきます。
デッキの動き
デッキの動きを解説します。
デッキの動きは段階を踏んで3段階あります。
+αとして、その後の動き、といった感じでしょうか。
- キーパーツを集める
- 《原罪のディアベルゼ》と《歯車街》のコンボをする
- リソースを回復する➡再び攻守のカードを集める
この3段階で戦っていきます。
各チャプターで細かく説明していきます。
1:キーパーツを集める
このデッキのキーパーツは、何度も口にしていますが、《原罪のディアベルゼ》と《歯車街》です。
《原罪のディアベルゼ》は墓地に「罪宝」カードがあると特殊召喚できるので、基本的には《廻る罪宝》から手札に加えるか、特殊召喚を狙います。
なので、《廻る罪宝》に触れるカードを複数用意しています。
・《“罪宝狩りの悪魔”》➡《黒魔女ディアベルスター》➡《廻る罪宝》
・《黒魔女ディアベルスター》➡《廻る罪宝》
・《トラップトリック》➡《廻る罪宝》
・《トラップトラック》➡《廻る罪宝》
《廻る罪宝》にかかわるカードは、《廻る罪宝》も含め計13枚です
《廻る罪宝》を集める動きは基本的に召喚権に関係しないので、召喚権で《歯車街》を集めていきます。
《歯車街》に触れるカードは、基本的には《古代の機械弩士》か、《メタバース》になります。
・【無限起動】による《古代の機械弩士》のリンク召喚
・【古代の機械】による《古代の機械弩士》のリンク召喚
・《トラップトリック》➡《メタバース》
・《トラップトラック》➡《メタバース》
《歯車街》に触れられるカードは、状況にもよりますが、《メタバース》自身を含め12枚以上です。
しかし、《トラップトリック》や《トラップトラック》は、《廻る罪宝》に寄ってしまうことが多いので、《歯車街》を集める動きは基本的に【無限起動】が担います。
《無限起動ハーヴェスター》(《超重機回送》でも可)から、《無限起動ブルータルドーザー》をサーチし、そのまま《古代の機械弩士》のリンク召喚に繋げます。
《トラップトラック》や《メタバース》が余ってしまう場合は、《無限起動ブルータルドーザー》からのリクルート先を《無限起動トレンチャー》にし、リンク3まで伸ばすことで《電影の騎士ガイアセイバー》をリンク召喚します。
《天威無崩の地》が一枚だけ入っているので、《電影の騎士ガイアセイバー》と合わせて相手を牽制します。
サーチしやすい「罪宝」カードであり、《原罪のディアベルゼ》とも相性がいい《微睡の罪宝モーリアン》が、モンスターセット効果を持っているので、《天威無崩の地》のと合わせやすいのも特徴です。
そして2ターン目以降、《原罪のディアベルゼ》と《歯車街》によるコンボを決めていきます。
2:《原罪のディアベルゼ》と《歯車街》
チャプター1で集めたこの2枚でコンボをしていきます。
改めての説明になりますが、《原罪のディアベルゼ》の③の破壊効果と《歯車街》を組み合わせます。
《原罪のディアベルゼ》
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
《歯車街》
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」モンスター1体を特殊召喚する。
相手のカードを1枚破壊しつつ、《歯車街》の効果による展開をしていきます。
《歯車街》の効果で特殊召喚するのは、《古代の機械暗黒巨人》です。
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「古代の機械巨人」として扱う。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「古代の機械暗黒巨人」を除く、「アンティーク・ギア」カードか「歯車街」を合計2枚までデッキから手札に加える。その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はカードをセットできない。
(3):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
《古代の機械暗黒巨人》で基本的にサーチするカードは、以下の3種類です。
・《歯車街》
・《古代の機械融合》
・《古代の機械箱》
《歯車街》は後続の確保です。基本的に余裕がある時に行います。
《古代の機械融合》はこのデッキのエースカードです。
基本的にこのカードによる融合召喚でビートダウンを行います。出すカードは《古代の機械超巨人》《古代の機械混沌巨人》《古代の機械究極巨人》の3体《古代の機械魔神》の4体です。
《古代の機械箱》は、このデッキのリソースに大きく関わります。
これについてはチャプター3にて説明します。
デッキを組む際に、《古代の機械暗黒巨人》を出さずに他のカードでコンボするか、《古代の機械暗黒巨人》でサーチするカードをおもしろアンティークギアカードにするかはかなり悩んだのですが、「シンプル」にこだわり《古代の機械暗黒巨人》からの《古代の機械融合》というテーマの動きを採用するに至りました。
一種の挑戦というか、勝ち切ることを優先した結果ですね。
3:リソースを回復する➡再び攻守のカードを集める
チャプター2にて、《古代の機械箱》の話が出ましたが、こちらについて解説します。
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 500/守2000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法でデッキ・墓地から手札に加わった場合に発動できる。「古代の機械箱」以外の攻撃力か守備力が500の機械族・地属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
《古代の機械箱》はサーチカードなのですが、テーマ外のカードもサーチすることが出来ます。
《古代の機械箱》で【古代の機械】のカードをサーチすることももちろんありますが、想定としては《無限起動スクレイパー》のサーチです。
効果モンスター
星5/地属性/機械族/攻2200/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの機械族・地属性モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の機械族・地属性モンスター5体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。
《無限起動ブルータルドーザー》から出す1体でもあります。
このカードによって、《古代の機械融合》で送った素材や、リンク召喚しやすい《無限起動ゴライアス》や《古代の機械弩士》を戻し、攻守に優れたカードを引いていきます。
《無限起動ゴライアス》に関しては、出せる時に出しておくと、戻すのがEXデッキのカードだけで2枚ドローすることになるケースもあるので、常にその状況を頭に入れておきます。
《古代の機械箱》の効果の前に元々手札にある場合は、《古代の機械暗黒巨人》にて捨てることが可能なので、いつ引いても問題ないのも良い点です。
この《無限起動スクレイパー》が生み出すアドバンテージで、デッキ内の妨害カードを引いていきます。
引きたいカード達は以下の通りです。
・《冥府の使者ゴーズ》
・《タロンズ・オブ・シュリーレン》
・《速攻のかかし》
・《反逆の罪宝-スネークアイ》
・《荒野の大竜巻》
・《巨神封じの矢》
・《微睡の罪宝モーリアン》
↑を持ってこれる《トラップトラック》なども
《古代の機械暗黒巨人》の効果の後はカードをセットする事が出来ないので、セットカードを増やすタイミングは早めなければならない点に注意です。
《冥府の使者ゴーズ》は、《原罪のディアベルゼ》を守るための《タロンズ・オブ・シュリーレン》と相性が良いのと、《廻る罪宝》での防御カードとしての役割があります。
《速攻のかかし》は《無限起動リヴァーストーム》からサーチ可能なモンスターであり、地属性機械族という点でサポートを共有することが出来ます。(あまりないけど)
《荒野の大竜巻》《巨神封じの矢》《微睡の罪宝モーリアン》は《原罪のディアベルゼ》と相性がいいカードとしての採用です。《トラップトラック》の選択肢、対応幅を増やすためにいれています。
特に現環境であれば、《荒野の大竜巻》が嘘のように活躍するのが面白いところですね。
状況によりますが、《天威無崩の地》もドローカードとして扱うことが出来ます。
昨今では相手ターンに展開する動きも多いので、4枚ドローは見込めます。
デッキを回すときの注意点
注意点は特にありませんが、上述した通り、《古代の機械暗黒巨人》の効果の後はカードをセットする事が出来ないので、セットカードを増やすタイミングは早めなければならない点に注意です。
また、コンボパーツの多くは《原罪のディアベルゼ》に依存しているので、《“罪宝狩りの悪魔”》や《黒魔女ディアベルスター》が規制された時は他の案も考えないといけないかもしれませんね。
以上、【ギアベルゼ】というデッキの紹介でした。
最後まで読んでくれてありがとうございます。