『カルロフ邸殺人事件』プレビュー
こにぱーん。MOパンダです。
『カルロフ邸殺人事件』が2月9日に発売されます。
なんとプレイヤーズコンベンション横浜の2日前!
スタンダードオープン、レガシー選手権、チャンピオンシップファイナルと各フォーマットで大きなイベントがあります。
新エキスパンションで使いそうなカードを探してみましょう。
カードプレビューの記事になります。カード購入の参考になればと思います。
いつも通り”レガシー目線”で緩くカード評価をしていきます。
それではよろしくお願い致します。
配信アーカイブ
目次
新メカニズム解説
新キーワード能力:変装
過去にあった変異と似た能力です。
裏向きで唱え2/2になり場にでます。
コストを払い表になるまでは共通です。
今回の変装はなんと護法2が付与されます。
変異持ちのクリーチャーより除去されにくくなっています。
新キーワード処理:偽装
過去にあった予示と似た能力です。
裏向きで場にだし2/2になり、
そのクリーチャーのコストを払って表になるのは共通です。
これも変装同様に護法2が付与されます。
新キーワード処理: 証拠収集
コストや解決時に墓地のカードを追放する処理です。
陰謀の解明者の場合は呪文を唱える代わりに墓地のカードをコスト10以上になるように追放します。
それでは各カードのプレビューにいきましょう!
今回は通常パックのみになります。統率者のカードはコストの大きいカードが多く《舷側砲の砲撃手》のようなカードはないように感じました。
白
ウォジェクの調査員
《秘密を掘り下げる者》さえ止まればなんでもいいのだ。
手札が少なければ毎ターン調査できる。ドローするわけではないので1回調査できたらそのまま続けて調査できるだろう。
手札をひたすら消費するストンピィ向けのカードです。
不撓の門番
《護衛募集員》でサーチできる万能除去。
《倦怠の宝珠》を追放できるカードです。
自分のクリーチャーをブリンクしてもいいが、裏向きのカードを表にするコストを踏み倒すのに使っていい。
世慣れた見張り、デルニー
パワー2以下にブロック不可。そして誘発を2回します。
《ゴブリンの熟練扇動者》のトークン生成が倍!パワーアップも倍!
なんてことも可能です。
門衛のスラル
場に出た時の効果を誘発させないクリーチャー。
《トカートリの儀仗兵》系のクリーチャーの中では珍しく瞬速を持つ。
相手の行動に合わせて出すことでカウンターのように機能するため可能性はあり。
《一つの指輪》のプロテクション付与を止められることはかなり嬉しい。
関係者の集合
なんと白い《未来予知》。なんと2マナ。おどろいた。
ターン1回だがデッキトップのパワー2以下のクリーチャーを唱えられる。
瞬速持ちが多いと相手ターンにもプレイできお得。
エスパーバイアルなどで使うと楽しそうだ。
変異や変装を唱えることも可能。
青
研究所荒らしの事件
コスト軽減できる事件。
4回インスタント・ソーサリーを唱えると解明する。
条件はレガシーだと緩くコンボデッキの補助で使うのは強そうだ。
謎めいた外套
出た時に偽装する装備品。
装備品なので《石鍛冶の神秘家》でサーチ可能。
3マナ3/2ブロック不可・護法2なら悪くないスペック。実質《真の名の宿敵》。
クリーチャーが除去されても手札に戻して再度場に出すことが可能。
令和の《殴打頭蓋》。《石鍛冶の神秘家》で場と手札をぐるぐるしてると2/2が並ぶ。
《ファイレクシアン・ドレッドノート》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》など当たりを混ぜる構築は楽しそうだ。
鑑識の利器師
アーティファクト呪文を唱えるだけで調査する探偵。
下の効果が非常に強力。
《玄武岩のモノリス》のアンタップコストを軽減することで無限マナを出すことが可能。
上の効果が無限マナの使い先になり、ドローからアーティファクト呪文を唱えデッキを掘り進めることができるだろう。
陰謀の解明者
呪文を唱えるコストを墓地追放のみにする《全知》のようなクリーチャー。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》でも証拠収集10で唱えられるので唱えないと勝てない状況ならありだろう。
《意志の力》や《ロリアンの発見》などでコストは大きいが墓地に落ちやすいカードと一緒に使えるといいだろう。
黒
狩り立てられた暴骨
狩り立てられたシリーズのクリーチャー。
変装でプレイすることで出た時の効果を誘発させずに場に出すことが可能。
《稲妻》で破壊されるタフネス2なのは絶妙。
トークンは《オークの弓使い》で落とせばいいので黒い系のストンピィにチャンスありか。
謎の骸骨の事件
2/1威迫を生成するが消えると解明する事件。
解明すると《悪魔の教示者》になりなんでもサーチできる。
エンチャントとトークンなので《鏡に願いを》の協約コストに使っても良し。
赤
機械壊しのオランウータン
到達持ちの猿。
アーティファクト破壊か自分のアーティファクトを生贄にサイズアップか選べる。
4/4到達は対デルバーで非常に強力。アーティファクト破壊の枠にも使えるので赤いストンピィデッキのサイドボードならありか。
犯罪小説家
あらゆるコンボパーツに絡めることができるゴブリン。
《飛行機械の鋳造所》+《弱者の剣》で無限ライフ無限トークンも可能。
ペインターデッキの新たな可能性を生み出すかもしれない。
《水蓮の花びら》が2マナ出るのも地味に嬉しい。
真紅の鼓動の事件
シングルシンボル3マナ。そうだね。赤ストンピィだね。
手札の消費が激しいデッキでは解明もしやすく強力。
出た時の効果は手札がなくても2枚引くことが可能。
息切れ防止ならなかなか。
緑
下生えの偵察者
《世界のるつぼ》のように墓地から毎ターン土地を置くエンチャント。
タップインでさらにアップキープに出すので、プレイした翌々ターンでないと機能しない。
土地セットする権利を使用せず土地を伸ばすことはできるので工夫すれば可能性あり。
《トロウケアの敷石》などタップインでも機能するカードと組み合わせたい。
人道に対する膿
墓地と追放領域のこのカードとウーズの数+2のサイズをトークンを出す呪文。
何枚でもこのカードをデッキに採用できるので同名追放でまとめて自身のデッキから追放してサイズアップを狙うのは楽しいだろう。
《血清の粉末》で追放することで最初から20/20オーバーのウーズを作ることも可能だ。
毒を選べ
《アトラクサの討死》を小さくしたソーサリー。
アーティファクト破壊では致命的な《虚空の杯》X1に打ち消されるためなんとも微妙。
軽いのは正義だが用途に合っていない。
多色
ギルドパクトの力線
みんなの夢が詰まった新力線。
効果は土地以外に全ての色を付与。
土地に全ての基本土地タイプを付与する。
全ての色を持つので《ネフィリムの力》なら+10/+10になる。でかい。
土地に基本土地タイプを付与とは、平地・島・沼・山・森の追加である。
5色出るようになるため土地タイプを参照するカードとも相性が良い。
《ドラコの末裔》なら2マナになり、色を全て持つので能力を全て得る。
2マナ4/4飛行・警戒・呪禁・絆魂・先制攻撃・トランプル。化け物。
運河浚い
インスタントで2/2を生成するインスタント。
しかしクリーチャーが死亡していたらさらにボーナスがある。
《悲嘆》入りの青黒デルバーや青黒想起で試してみても良さそうだ。
陰湿な根
緩い条件でトークンを生成するエンチャント。
カウンターが乗り誘発の条件も満たせ《アガサの魂の大釜》と相性良し。
ホガークデッキで使うと《墓所這い》や《恐血鬼》で場を作れて強そうだ。
終わりに
『カルロフ邸殺人事件』のプレビューは以上となります。
前回のイクサラン:失われし洞窟のプレビュー記事では変化は無さそうと書いてましたが、実際は《舷側砲の砲撃手》でゴブリンがトップメタになり大きな変化がありました。
今回も無さそうだと思っていますがなにか見落としがあるかもしれません。
横浜で開催されるプレイヤーズコンベンションに向けて色々試してみましょう。
読んでいただきありがとうございました。
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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