デバッグ・マジック! vol.27 ~もっともっと!!『指輪物語:中つ国の伝承』編~
『指輪物語:中つ国の伝承』の発売から約2ヶ月が経ち、モダン環境は2つの大きな節目を迎えることとなった。
それが「プロツアー・指輪物語」の開催、そして新たなる禁止改定の発表だ。
プロプレイヤーによるメタゲームの総決算と新たなる刺激を経て、モダン環境はこれからどう移り変わっていくのか。
今回も最新の情報をチェックするとともに、新たなアイデアにもチャレンジしていくとしよう。
目次
1. プロツアーと禁止改定
2023年7月~8月にかけてのモダン環境は、以下のようなメタゲームで展開していた。
Tier God (11~14%)
赤黒不死ラガバン ←Up!!!
Tier 1 (7~10%)
エレメンタル/4Cオムナス
バーン ←Up!!!!
トロン ←Up!!!
ティムール続唱 ←Up!!!
Tier 2(3~6%)
Yawg-Chord
死せる生
青赤ラガバン ←Down…
執政官独創力/頑強独創力 ←Down…
装備シュート
アミュレット
まず「プロツアー・指輪物語」での主な勝ち組は「赤黒不死ラガバン」「トロン」「ティムール続唱」の3つだった。
もともとプロツアー前の段階で「赤黒不死ラガバン」の一強状態に近くはあったが、プロツアーでそれがプロたちの選択によっても可視化され、より補強された格好だ。
そんな中でプロチーム「Team Handshake」が既存リストをブラッシュアップした「トロン」と、また別の調整チームが持ち込んだ「ティムール続唱」が、「赤黒不死ラガバン」に対抗できるデッキとして活躍した。
Pro Tour Lord of the Rings 2023 Top5
プレイヤー名:Javier Dominguez
1《歩行バリスタ》
2《ワームとぐろエンジン》
2《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
「Team Handshake」のトロンの素晴らしい点は、主に「《彩色の星》の大胆な減量」と「メインの《四肢切断》採用」にある。「赤黒不死ラガバン」が支配する環境においてはそもそも《ダウスィーの虚空歩き》を出される確率は有意に高く、《彩色の星》が機能しない可能性が高い。またリスト公開制なのでトロン側が先手の場合に相手は「《悲嘆》や《激情》+不死スペル」というシークエンスを1ターン目に狙ってきやすい。
そうした最序盤の負け筋をワンポイントで搭載したインタラクションによって潰すという「青単トロン」的なコンセプトを取り入れつつも、《一つの指輪》にさえたどり着けば確実に1ターンもらえ、続くターンにトロン土地を揃えてからの《忘却石》などでゲームを一旦リセットできるという緑単トロンの最新の構造と各ターンのプレイに求められる役割とをしっかりと把握した上での大幅かつ機能的な仕様変更が、《血染めの月》を減らす傾向にあったメタゲームにも噛み合い、トップ8に2人を送り込む見事な結果に結びついたのだと評価することができる。
ただそれもプロツアーという限られた瞬間、しかも強者ばかりのフィールドにおける最適解だったというだけにとどまり、ランダムな対戦相手への押しつけという点では依然「赤黒不死ラガバン」に勝るものはない……というのが、上の表のように結局はこの1ヶ月の結論となっている。
またそれと同時に、前回と比べて大幅な順位変動はあれども、環境の登場人物そのものには「10強」 (例によって11個あるが) からほとんど変化がないというのは特筆すべきポイントだろう。
《一つの指輪》と《オークの弓使い》の登場は「10強」同士の立ち位置を変化させたものの、それらを採用できないTier 3以下のデッキにとってはカードパワーによる抑圧の材料がますます増えただけに過ぎないというのが実情のようだ。
ただそんな中でも変化を求める勢力にとっては嬉しいニュースもある。それが禁止改定の発表だ。
《定業》の解禁は、これまでは《選択》《考慮》《手練》によってアクセスできなかったライブラリーの3枚目に即時触れることにより、そのターン中の「最強 (ナッツ) ハンド完成率」を上げる方向での変化をもたらすため、基本的にはコンボ優位の解禁となるだろう。
もちろんR&Dが問題ないと判断して解禁している以上、「現状のモダンが展開している、想起エレメンタルの乱用によってテンポもリソースも無理矢理トレードされフェアゲームに持ち込まれるゲーム性において、この程度のコンボ強化は余裕でクッションできる」という認識なのだろうし、個人的な予測としてもおそらくそれは間違っていない。
ただそのターン中のアクセス枚数が増えるということは、たとえば1ターン目の《睡蓮の花》の「待機」率もこれまでよりわずかに上昇するなど、本当に様々な方向でのバグが生まれうる。しばらくは《定業》を生かしたデッキアイデアに注目したいところだ。
またそれはさておき、例によって最近活躍したローグデッキを3つ紹介しておこう。
Modern Challenge 2023-08-05, 4th Place, 6-1
プレイヤー名:Lavaridge
4《オークの弓使い》
1《瞬唱の魔道士》
2《黙示録、シェオルドレッド》
3《緻密》
2《濁浪の執政》
前回紹介した「黒単不死ミッドレンジ」のコンセプトをより受け身で成立させたのがこちらのデッキで、《敏捷なこそ泥、ラガバン》を《オークの弓使い》で、「続唱」を《対抗呪文》と《否定の力》で受け、《一つの指輪》でコントロールすることをコンセプトにしている。
自力で《一つの指輪》を処理できない代わりにライフ損失を《黙示録、シェオルドレッド》に吸わせるという割と頑張った構造をとっていることに加え、コントロールの常として対戦相手のデッキタイプに応じたドローの噛み合いが要求されるのが厳しいところではあるものの、環境的なカードパワーの要求はかなり満たせているカードラインナップとなっているので、今後も密かに活躍が続いていきそうだ。
Modern Challenge 2023-07-21, 9th Place, 5-2
プレイヤー名:susurrus_mtg
4《地核搾り》
「無色プリズン」の名手として知られるsusurrus_mtgが挑戦した、従来のコンセプトが《一つの指輪》によって強化された形のデッキ。カウンターの移動をテーマとするため「ダイス・ファクトリー」 (リアルではカウンターの数をサイコロで表現することが多いからだ) とも呼ばれる。
トロン土地に加え、《うねりの結節》から《永遠溢れの杯》や《霊体のヤギ角》にカウンターを移動させるギミックで爆発的なマナを生み出し、《神秘の炉》から《パラドックス装置》につなげられれば概ね勝利となる。《レンと六番》+《耐え抜くもの、母聖樹》や相手の《大いなる創造者、カーン》など弱点は多いものの、要対処カードが多いためにカウンターなどは乗り越えやすい。ライフプレッシャーが低めな環境では選択肢に入れてみても面白そうだ。
Modern Challenge 2023-08-05, 6th Place, 6-1
プレイヤー名:Zorro7x4
『指輪物語:中つ国の伝承』の中でもリミテッド向きギミックと思われていた「指輪があなたを誘惑する」を生かしたデッキ。基本ギミックは《悲嘆》《孤独》という2種の想起エレメンタルの再利用だが、さらに長期のアドバンテージ源として《指輪の誘い》を運用することで、「最序盤のぶん回りには想起でカウンター気味に干渉しつつ、小粒でもなんでもいいから最終的にクリーチャーが場に残りさえすれば少しずつ相手を圧倒できる」というコンセプトを実現している。
白黒というカラーリングの都合上、「赤黒不死ラガバン」と比べて相手の土地や軽量アーティファクトなどへの干渉力が低かったり単体で弱いカードが多めだったりするのがネックなものの、想起エレメンタル同士のぶつかり合いにおいてはかなり強そうな構成のため、今後の環境の進展によっては勢力を伸ばしていく展開も考えられるかもしれない。
2.もっともっと!!『指輪物語:中つ国の伝承』でバグを探そう
禁止改定の発表文言は以下のように語っていた。
「モダンはより対話を行うフォーマットへと変化しました。」
「モダンを、カードの組み合わせ次第で開始4ターン以内に死ぬということが頻繁に起きない、少し遅いフォーマットにしようというビジョン」
「現在のモダンは平均的に双方向性が大きく増していて、その要因の一部は『モダンホライゾン』シリーズによるものです。これらのセットを発売した目的は対戦相手のコンボを止め、長くプレイできて双方向性のあるゲームにするための強力な選択肢を提供することでした。」
etcetc……と。
これらの文言を読んで、私はなぜ近年のモダンが息苦しく感じるのかを理解した。
要するに、これは対話の暴力なのだ。
なぜ対話をさせようとするのだろうか?
私たちは、対話ではなくただじゃんけんがしたかっただけなのに。
互いに最小限しか干渉しない、対話のないじゃんけんが私にとってのモダンの魅力だった。対話がしたいなら《意志の力》があるレガシーをやればいい。
だが『モダンホライゾン』の《否定の力》と、『モダンホライゾン2』の想起エレメンタルたちがすべてを変えてしまった。時計の針は戻らない。それは仕方がない。
しかし、だからこそ。
すべての対話を拒否し、再びじゃんけんで決まるモダンを取り戻すために。
そのためにもめげずに、新セットに眠るまだ見ぬバグをデバッグ (発見・解明) していくことにしよう。
《魔王の台頭》
コンボの本質は「より少ないマナで大きなマナ分のアクションをする」という部分にある。
とするならば、「自身のマナよりも大きなパーマネントが出せるカード」というのは常にバグの可能性を秘めているということだ。
《魔王の台頭》。クリーチャーの生け贄が必要なものの、どんなに重いマナコストのパーマネントであっても4マナで墓地から釣り上げることができるという破格のボーナスがあるカードだ。
となれば、考えることは一つだ。最強のパーマネントを、最速で場に出せばいい。
そう、すなわち。
3ターン目に《全知》が置けるのでは???
1ターン目をマナ加速にあて、2ターン目に《バザールの交易魔道士》などの手札交換が可能なクリーチャーを出して《魔王の台頭》を探しつつ《全知》などの「着地したら勝つ」パーマネントを墓地に送り込む。そして3ターン目にそのクリーチャーを生け贄にしつつ《魔王の台頭》を唱えれば、イージーに3キルが可能というわけだ。
ただこのプランには一つ問題があった。《魔王の台頭》は4枚しか積めないという部分だ。
さすがに3マナ以下のクリーチャーで《魔王の台頭》を確定でサーチできるクリーチャーはいないし、いたとしても今度は墓地に蘇生対象のパーマネントが送り込めなくなってしまう。
つまりここで必要なのは、《魔王の台頭》の5~8枚目。
だがそんなカードがまさか存在するはずも……。
あった。
《予想外の結果》を唱えればいいのでは???
《魔王の台頭》を使うということは、「着地したら勝つ」パーマネントが2スロット以上積まれているということでもある。ならば《魔王の台頭》自身がめくれてもいいことを踏まえ、《予想外の結果》を唱えることにも十分なバリューが生まれているに違いない。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《喜ぶハーフリング》
4《バザールの交易魔道士》
4《機知の勇者》
3《残虐の執政官》
《予想外の結果》が入った時点でもうおしまいだろ!!!
確かに《予想外の結果》は対戦相手にじゃんけんを押しつけるカードではあるのだが、デッキの半分以上がスカの状態で使うのは期待値マイナスのギャンブルを自分から持ちかけるただの狂人であり、ダイナミック紐なしバンジーに他ならない。どう考えても限りある人生の一日をわざわざ無から借金を錬成する作業に使うべきではないので、このデッキ案はここが終点となったのだった。
《エント森の伐採》
「一見何に使うのかわからないカード」というのも、デッキビルダー的にはありがたい存在と言える。
なぜなら、普通のプレイヤーには与えられないような役割を与えてあげることで、可能性が花開くことがあるからだ。
《エント森の伐採》。「正直何に使うねん」としか言いようのない効果をした神話レアだが、書いてあることのスケールはなかなかに大きい。
主な効果は「ライブラリーの上から最大で土地の枚数分 (すべて生け贄に捧げたとして) 見た中にあるアーティファクト・土地をすべて踏み倒せる」なので、「どんなに大きなマナコストのアーティファクトであっても2枚以上同時に踏み倒せる (可能性がある)」というのがこのカード独自のポテンシャルということになるだろう。
これを踏まえ、最初に考えたのは「《日々を食うもの》や《地ならし屋》を同時に出したらなんかすごいこと起こらないかな」というものだったが、絶対時間 (エンペラータイム) より早く自分の寿命が削れるだけの結果に終わってしまった。
そしてその結果、答えにたどり着いたのだ。
《荒廃鋼の巨像》と《アクローマの記念碑》を一緒に出したら勝ちなのでは???
「対戦相手のライフが0になったら勝ちなのでは???」みたいな無意味なトートロジーしか喋っていない気もするが、《エント森の伐採》で最も簡単に勝てそうな組み合わせがこれだったので仕方がない。
とはいえ、このアイデアには一つの問題があった。どうやってこの2枚をライブラリーの上に持ってくるのかというものだ。
たとえ8枚の土地を生け贄に捧げたところで、4枚ずつしかない《荒廃鋼の巨像》と《アクローマの記念碑》が確実にめくれるはずもない。それなら1枚で勝てる《風景の変容》の方がよっぽど簡単である。
つまり《エント森の伐採》の独自性を主張するためには、土地が6枚や7枚の時点で《荒廃鋼の巨像》と《アクローマの記念碑》がめくれるようなライブラリーの状態をあらかじめ作る必要がある。
だが、そんな難題をまさかクリアできるはずが……。
あった。
デッキ内の土地を全部平地にして《終わり無き地平線》で丸ごとぶち抜けばいいのでは???
「太陽が昇ったら昼間は暑いのでは???」くらいの無価値な情報しか増えていない気もするが、《終わり無き地平線》自体は「ライブラリーからハズレを全部抜いたらアタリしか残らないのでは???」という狂気の発想によって導かれたすごくド派手で楽しそうなアクションなので大目に見て欲しい。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
1《すべてを護るもの、母聖樹》
4《神聖なる泉》
4《ジェトミアの庭》
1《平地》
4《ラウグリンのトライオーム》
4《聖なる鋳造所》
4《まばらな木立ち》
4《スパーラの本部》
4《寺院の庭》
こんなん最初から《不屈の独創力》でいいだろ!!!
たとえ29枚の《平地》を追放した上で土地5~6枚から《エント森の伐採》を唱えたとしてもまだ《荒廃鋼の巨像》と《アクローマの記念碑》が確定でめくれるわけではない上に、4色なのにデッキ内の土地を全部《平地》にしたせいでマナベースが終わりを迎えているのでこれはもはやじゃんけんではなくセルフボクシングという説がある。毎回この連載のために絶対二度と使わないようなクソレアをMagic Online上で買う羽目になっているので自傷行為という意味ではあながち間違ってはいないかもしれない。
《オリファント》
「確定サーチ」というのは、「大量ドロー」と並んでコンボデッキを成立させる上でなくてはならない概念だ。
たとえその対象が土地でしかなかったとしても。
《オリファント》をはじめとするいわゆる「土地サイクリング」のサイクルは、モダン環境に革命的な変化をもたらした。
だが、そのうちのいくつかが「死せる生」という具体的な就職先を得た今になってもなお、私はこのカードを使ったとあるバグの可能性を捨てきれずにいた。
その可能性とは、これだ。
《絡み森の大長》と同居させてめっちゃ土地圧縮したデッキが組めないか???
《猿人の指導霊》亡き今、《絡み森の大長》は《宝石の洞窟》と並んでモダンに許された最後の「0を1にするカード」だ。そしてこのカードと土地サイクリングによって極限まで土地を圧縮すれば、たとえば土地が3枚のデッキなどでも成立しうるのではないか。
そう思った私は手始めに土地3枚の「死せる生」デッキを試してみた。しかし。
回らん。
大量に搭載した土地サイクリングで1マナは容易に2マナになる。だが0マナを1マナにできるのは、素引きした土地以外は《絡み森の大長》だけ。つまり結局土地は10枚くらいは必要になってしまうのだ。
しかも手札に来た《絡み森の大長》には言うまでもなくブチギレ必至であった。《忍耐》や《活性の力》がメインに入っているならばいざ知らず、手札1枚分のロスを許容できるほどの強化を果たすとは言い難かった。
また、問題は他にもあった。土地サイクリングでできることは、土地サイクリングの登場前にも《豊穣な収穫》で既にできていたはずなのだ。
したがってもし《絡み森の大長》+土地サイクリングで新たにコンセプトができるならば、そのコンセプトは《絡み森の大長》+《豊穣な収穫》ではいけない何らかの理由が必要となる。
やはり最もわかりやすいのは「続唱」だ。だが「死せる生」は上記のとおり頓挫した。ならば残るは……?
そこまで考えたところで私は、ついに天啓を得たのだ。
《明日の瞥見》デッキにぶち込めばいいのでは???
《明日の瞥見》ならば、デッキ内の土地を圧縮して《絡み森の大長》や土地サイクリングを入れることにも合理性がある。土地がめくれるよりそれらのデカブツがめくれる方が勝利期待値が高いからだ。
また、《明日の瞥見》においては《カルニの庭》が4枚確定の最強の土地である一方で《裂け目を蒔く者》も入れたいというジレンマがあったところ、《絡み森の大長》を採用すればそれらの同居を正当化できるようになる。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《裂け目を蒔く者》
4《断片無き工作員》
4《気前のよいエント》
4《オリファント》
4《溶鉱炉の大長》
4《絡み森の大長》
4《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
4《引き裂かれし永劫、エムラクール》
別に普通じゃねーか!!!
他のデッキに比べると真っ当なアイデアすぎてなんか普通にアップデートしただけみたいになってしまったが、《ティボルトの計略》亡き今、モダン最強の対話拒否じゃんけん押しつけカードはもしかすると《明日の瞥見》なのかもしれない。そもそも対話拒否というコンセプト自体が弱いことを度外視すれば
3.その他:蔵出しクソデッキ集
以下ではセット終盤恒例の、「そもそもデッキにならなさそう」あるいは「記事にならなさそう」という結論に至った産廃あと一歩及ばなかったデッキたちの供養コーナーをお届けしよう。
《数々の別れ》
1マナで手札が減らずにアーティファクトが出せるソーサリーは《新たな造形》強化では???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《すべてを護るもの、母聖樹》
1《繁殖池》
1《森》
1《お菓子の小屋》
1《島》
1《ケトリアのトライオーム》
4《霧深い雨林》
1《山》
4《沸騰する小湖》
2《蒸気孔》
2《踏み鳴らされる地》
4《樹木茂る山麓》
2《荒廃鋼の巨像》
いい加減《荒廃鋼の巨像》で勝とうとする甘えを捨てろ!!!
《エント最後の進軍》
クソデカタフネスの持ち主と合わせたら楽しいのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《喜ぶハーフリング》
4《怒り狂う島嶼、キャリクス》
4《解放の樹》
4《セラの使者》
1《エメリアの盾、イオナ》
1《虚空の選別者》
4《プリズマリの命令》
4《方程式の求解》
4《アイレンクラッグの妙技》
4《エント最後の進軍》
4《楽園の拡散》
1マナ足して最初から《歯と爪》唱えろや!!!
《誕生日の旅立ち》
呪禁クリーチャーを誘惑したら最強では???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
4《ぬめるボーグル》
デッキ弱くなってるだけ!!!
《会議の末の熟慮》
発掘に入れたら最強では???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
同じ役割《アゴナスの雄牛》で全部できてる!!!
《風に運ばれて》
相手ターン中に勝てるストームが爆誕するのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
別に弱点が何も変わってない!!!
《白の木に花開く》
《バード・クラス》の実質2枠目になるのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
4《鐘突きのズルゴ》
4《終わりなき踊りのガリア》
4《忠実な護衛、ハジャール》
4《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》
2《ケルドの後継者、ラーダ》
4《ヘンジの槌、ファレン卿》
4《悪魔牙のノール、ターグ・ナール》
4《通りの悪霊》
4《絡み森の大長》
そもそもモダンレベルのコンセプトじゃない!!!
《一つの指輪》
《大建築家》から出したら強いのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
4《光り物集めの鶴》
4《侵攻の伝令、ローナ》
4《湖に潜む者、エムリー》
4《大建築家》
4《クルーグの災い魔、トラクソス》
指輪以外全部弱い!!!!!
4.終わりに
来月9月8日には『エルドレインの森』が発売となる。
近年では圧倒的なカードパワーを誇った『エルドレインの王権』の再訪となることから、モダンレベルのカードにも期待が持てそうだ。
また、2024年には『モダンホライゾン3』が発売されることも発表された。
『指輪物語:中つ国の伝承』で激動の時代を迎えたモダン・フォーマットだが、さらにここからどのように変化していくのか、プレイヤーたちの研究が楽しみだ。
ではまた次回!
クソデッキビルダー。独自のデッキ構築理論と発想力により、コンセプトに特化した尖ったデッキを構築することを得意とする。モダンフォーマットを主戦場とし、代表作は「Super Crazy Zoo」「エターナル・デボーテ」「ステューピッド・グリショール」など。Twitter ID:@matsugan
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