【ポケモンカード】エネルギーカードの種類を徹底解説
現在でも高い人気を集め、ゲームとしてもコレクションとしても需要が高まっているポケモンカード。
そんなポケモンカードには、ポケモンを動かすために必要な「エネルギー」があります。
エネルギーカードには多くの種類があり、カードのデザインはシリーズやパックごとで違っています。
そこで今回は、ポケモンカードのエネルギーについて知っていただけるように、エネルギーカードの種類から歴史まで解説していきます。
エネルギーカードの基本
エネルギーカードは、ポケモンカードゲームでポケモンのワザを使うときや、自分のポケモンを交代する(にげる)時に必要なカードのことです。
エネルギーカードはポケモンを動かす力の源なので、ポケモンカードの対戦において必要なカードになります。
エネルギーカードの使い方
エネルギーカードは1ターンに1枚だけ、自分のポケモンカードに付けることができます。
ポケモンがワザを使う時は、指定された属性と枚数のエネルギーカードを付ける必要があり、必要な属性と枚数はポケモンのイラストの下に記載されています。
エネルギーカードはどこで手に入る?
エネルギーカードの種類は「基本エネルギー」と「特殊エネルギー」の2種類のみです。
「基本エネルギー」は、通常の拡張パックには封入されていません。
「特殊エネルギー」は拡張パックに封入されています。
基本エネルギーの入手方法
「基本エネルギー」を入手するには、「スタートデッキ」か「エネルギーパック」を購入する必要があります。
「スタートデッキ」は、基本エネルギーカードを含めた60枚のカードが封入されたものであり、カードショップや通販サイトで購入することができます。
カードショップには、1枚単位でカードを購入できる場合もあります。
8種類のタイプから自分が好きなものを選べるので、初心者におすすめです。
「エネルギーパック」は基本エネルギー8種類のみ封入されたパックであり、主に通販サイトで販売されています。
1パック8枚入りなので、エネルギーカードだけが足りない場合に購入するのがおすすめです。
特殊エネルギーの入手方法
「特殊エネルギー」は拡張パックごとで登場しているため、カードショップでパックを購入するか、通販サイトで購入することで入手できます。
エネルギーカードの種類
基本エネルギーカード
基本エネルギーカードは、ポケモンのタイプである「草」「炎」「水」「雷」「超」「闘」「悪」「鋼」の全部で8種類です。
草タイプエネルギー
草タイプの基本エネルギーです。
主に草タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
炎タイプエネルギー
炎タイプの基本エネルギーです。
主に炎タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
水タイプエネルギー
水タイプの基本エネルギーです。
主に水タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
雷タイプエネルギー
雷タイプの基本エネルギーです。
主に雷タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
超タイプエネルギー
超タイプの基本エネルギーです。
主に超タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
闘タイプエネルギー
闘タイプの基本エネルギーです。
主に闘タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
悪タイプエネルギー
悪タイプの基本エネルギーです。
主に悪タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
鋼タイプエネルギー
鋼タイプの基本エネルギーです。
主に鋼タイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
フェアリータイプエネルギー
フェアリータイプの基本エネルギーです。
主にフェアリータイプのポケモンに使用されるエネルギーカードです。
※スタンダードレギュレーションの変更により、2022年からフェアリータイプは使用できなくなりました
特殊エネルギーカード
特殊エネルギーカードは、通常とは違う特別な効果がついたエネルギーです。
拡張パックごとで登場しているので、スタンダードレギュレーションが変更されると使用できなくなるカードもあります。
2024年時点ではカードの左下に「F・G・H」と書かれたカードを使用することができます。
特殊エネルギーカードは種類が多いので、今回は現在スタンダードレギュレーションで使用できるカードのみ紹介したいと思います。
ダブルターボエネルギー
どのタイプでも使うことができる「無色エネルギー」2個分の効果がある特殊エネルギーです。
すべてのポケモンに使うことができますが、相手に与えるダメージが20下がってしまいます。
ダブルターボエネルギーが登場する前は、上位互換として「ダブル無色エネルギー」がありました。
「ダブル無色エネルギー」は、1ターンに1個付けられるエネルギーが2個に増えるため、早い段階でワザを使用することができるカードです。
無色エネルギー2個でワザを発動できるポケモンも多くいたうえに、ワザ1回で相手に大ダメージを与えるほど強力なカードでした。
あまりにも強い効果を持つカードであったため、ソード&シールドシリーズ(2019年~2022年)からは相手に与えるダメージを20下げた「ダブルターボエネルギー」が登場しました。
ギフトエネルギー
「F」レギュレーションで2番目に登場した、「無色エネルギー」1個分の効果がある特殊エネルギーです。
このカードを付けているポケモンが、相手からワザのダメージを受けてきぜつした時(HPが0になった時)に、自分のカードが7枚になるように山札を引きます。
自分のポケモンがきぜつした後に手札を補充できるので、安定したプレイができるようになります。
Vガードエネルギー
「無色エネルギー」1個分の効果がある特殊エネルギーであり、特別なポケモンである「ポケモンV」から受けるワザのダメージを30減らすことができます。このカードがポケモンに何枚付いていても、効果は重複しません。
250~300のHPを持つポケモンVにHPを30足すことができるので、防御力をアップさせたい時に最適なカードになっています。
カードを付けたポケモンVが受けるダメージを減らすことで、1回の攻撃できぜつする可能性が少なくなり、相手の計算を崩すことができます。
セラピーエネルギー
「無色エネルギー」1個分の効果がある特殊エネルギーです。
このカードを付けているポケモンは、特殊状態の「ねむり・マヒ・こんらん」にならず、受けている「ねむり・マヒ・こんらん」はすべて回復します。
特殊状態を回避する強力な効果があり、ワザを使用できない状態から逆転できるカードです。
ミストエネルギー
「無色エネルギー」1個分の効果がある特殊エネルギーです。
このカードを付けたポケモンは、相手のポケモンが使うワザの効果を受けません。
ダメカン12個を相手に乗せるヤミラミの「ロストマイン」や、ポケモン全員の進化カードを1枚ずつはがす「ワザマシン デヴォリューション」の効果を防ぐことができます。
効果は単純ですが、自分が受けるダメージを減らすことができる非常に強力なカードです。
リバーサルエネルギー
「無色エネルギー」1個分の効果がある特殊エネルギーです。
自分のサイドの残り枚数が相手よりも多い場合は、ルールを持たない進化ポケモンに付いているかぎり、すべてのタイプのエネルギー3個分としてはたらきます。
条件を満たすと一気に3つ分のエネルギーを付けることができるので、劣勢な状況で有利になることができます。
ルミナスエネルギー
すべてのタイプのエネルギー1個分の効果がある特殊エネルギーです。
ルミナスエネルギー以外の特殊エネルギーが付いている場合は、無色エネルギー1個分としてはたらきます。
ルミナスエネルギーが2つ付いている場合は、それぞれ無色エネルギー1個分としてはたらくので、使い方によって効果が変わります。
すべてのタイプのエネルギーになることができるので、どのポケモンでも使いやすいエネルギーとなっています。
エネルギーカードの歴史
エネルギーカードは、初めてポケモンカードが発売された1996年から登場している、28年以上の歴史があるカードです。
基本的な性能はすべて同じですが、パックごとでカードのデザインが変化しているので、今回は代表的なエネルギーカードをいくつか取り上げて紹介していきます。
VSシリーズ 悪エネルギー
2001年に展開された「VSシリーズ」のエネルギーカードです。
太い黄色の枠が特徴であり、カードの左下に「VS」のロゴが入っています。
この時代の悪エネルギーは、通常ではなく特殊エネルギーとして扱われていました。
eシリーズ
2001年から2002年まで展開された「eシリーズ」のエネルギーカードです。
vsシリーズとほぼ同じデザインですが、eシリーズのカードは左下に「e」のロゴが入っています。
ポケモンカードゲームで使えるのはADVシリーズ(2003年~2004年)以降のカードなので、現在は使えないカードになっています。
アクマグエネルギー
2003年発売の強化拡張パック「マグマVSアクア ふたつの野望」に封入されていたエネルギーカードです。
通常よりも小さいエネルギーマークと、光が入った黒の背景が特徴です。
ホロンエネルギー
2006年発売の拡張パック「ホロンの幻影」に封入されていたエネルギーカードです。
エネルギーマークを中心に、雷のような光が広がっているデザインになっています。
ブリザードエネルギー
カードにキラキラの加工がされたブリザードエネルギーです。
このキラキラの加工が「ブリザード加工」というそうなので、「ブリザードエネルギー」と呼ばれています。のちに発売されるLEGENDシリーズにも登場しています。
ダイヤモンド&パールシリーズから、基本悪・基本鋼エネルギーが初めて加工されて登場しました。
プロモーションカードであるため、流通量は比較的少ないカードです。
うずまきエネルギー
2009年発売の映画公開限定パック「ポケモンカードゲーム 映画公開記念 ランダムパック2009」に封入されていたエネルギーカードです。
エネルギーマークを中心に渦を巻いた背景が特徴で、ファンの間では「ぐるぐるエネルギー」とも呼ばれています。
このパックにしか封入されていないので流通数が少なく、エネルギカードの中では入手が最も困難です。
LEGENDエネルギー
2010年発売の拡張パック「ポケモンカードゲームLEGEND よみがえる伝説」に封入されていたエネルギーカードです。
エネルギーのマークは通常と同じですが、タイプごとに対応しているポケモンのシルエットと風景が描かれています。
通常パックに封入されていたので入手率が高く、おしゃれなデザインのエネルギーカードとして人気があります。
サン&ムーン シリーズ
2016年から2019年まで展開された「サン&ムーンシリーズ」のエネルギーカードです。
このシリーズから属性ごとのエネルギーカードが入ったパックやデッキが販売されているので、非常に入手しやすいカードです。
ミラー仕様のカードもあり、強化拡張パック「新たなる試練の向こう」「ウルトラフォース」に封入されていました。
ソード&シールド シリーズ
2022年発売のハイクラスパック「VSTARユニバース」に封入されていたエネルギーカードです。
このシリーズからフェアリータイプが廃止になり、通常エネルギーは8種類に変更されました。
シリーズでは初となる、エネルギーの周りについているエフェクトが横から描かれているエネルギーになります。
エネルギーカードのレアリティと価値
ポケモンカードには、カードの排出率の高さを示したレアリティが記載されています。
エネルギーカードにもレアリティがあり、中には高額で取引されているカードもあるので、順を追って説明していきます。
エネルギーカードのレアリティ
エネルギーカードのレアリティは、レアリティの高い順からUR、SR、R、U、Cとなっています。
通常と特殊でレアリティが別のポケモンカードとは違い、基本エネルギーと特殊エネルギーのレアリティはどちらも同じになっています。
価値の高いエネルギーカードは?
エネルギーカードには、価値の高いカードとして高額で取引されているものもあります。
その対象となっているのは、人気のデザインやレギュレーションの変更で使用できなくなったカードなので、いくつか紹介していきます。
ブリザードエネルギー
ダイヤモンド&パールシリーズで登場した、おしゃれなデザインのエネルギーカードとして人気が高いカードです。
プロモーションカードなので流通数が少ないこともあり、カード1枚が高額で取引されていることが多いです。
ホロンエネルギー
かっこいい背景とキラキラの加工が人気のエネルギーカードです。
基本エネルギーカードの中では値段が高く人気のカードであることから、取引されている量は少ないそうです。
ダブル無色エネルギー
2017年発売の強化拡張パック「サン&ムーン」に収録された特殊エネルギーカードです。
強力な効果を持つカードであったため、2019年のレギュレーションから効果が調整された「ダブルターボエネルギー」が登場しました。
今後登場しない可能性が高く、エクストラレギュレーションでは使用されているため、価値の高いカードとして高額で取引されています。
まとめ
今回はポケモンカードのエネルギーを、デザインの変遷などを交えながら解説しました。
エネルギーカードは、ポケモンカードが初めて発売された1996年から現在まで、デザインの大きな変更もなく、長い間ゲームデザインを支えてきました。
そんなエネルギーカードの種類や歴史を、少しでも知っていただければ幸いです。
ポケモンカードゲームは複雑な部分も多いですが、誰でも気軽に楽しめるカードゲームなので、この機会にぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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