松本零士大宇宙004 -戦士の銃(コスモドラグーン)紹介-
松本零士作品を語る上で、外せないものは「戦士の銃(コスモドラグーン)」である。
戦士の銃が登場したのは、銀河鉄道999作中においてである。土星の衛星タイタンに降り立った鉄郎とメーテルであったが、メーテルがさらわれてしまう。タイタンには「楽国法」があり、他人の自由を束縛することは許されないため、犯罪が横行していた。
メーテルを追う鉄郎に、花のホテルに住む老婆が息子の形見である帽子とマント、拳銃を鉄郎に手渡した。老婆の息子は宇宙を駆け回った戦士であり、その銃は鉄郎の持つライフルが玩具に感じるほどの威力を持つという。
それこそが「戦士の銃」であり、後の劇場版では老婆の息子はキャプテン・ハーロックに登場した大山トチローであると明かされた。
■大山トチロー
戦士の銃の所有者であった大山トチローは、キャプテン・ハーロックの無二の親友であり、アルカディア号を建造した技師でもある。それについては下記の記事を参照していただきたい。
また、戦士の銃を製造したのも大山トチローである。4丁のみ製造されたとされるが、後に5丁と設定が変更されている。
各銃にナンバリングが施されており、鉄郎が持つ戦士の銃はNo.2(またはNo.4)である。鉄郎の持つ戦士の銃は、後にメーテルと旅をするハンマー・レドリルが所有者となっているが、鉄郎から直接手渡されたのか、あるいは複数の手に渡っていたのかは不明である。
またハンマー・レドリルの持つ戦士の銃はかなり傷ついており、銀河超特急999号の専用パスの行き先は地球でもアンドロメダ終着駅でもないため、鉄郎の存在する時間軸とどれほどの差があるのか全く不明である。ただ未来のメーテルと車掌は、鉄郎の時間軸に存在する二人と全く同じ姿であった。
タカラ 1/1500 アルカディア号 プラモデル 宇宙海賊キャプテンハーロック
また大山トチロー自身の所持する戦士の銃はNo.1(またはNo.0)であり、キャプテン・ハーロックとクイーンエメラルダス、海野広がそれぞれ戦士の銃を所持している。
■重力サーベル
ただ大山トチロー、キャプテン・ハーロック、クイーンエメラルダスの3名は重力サーベルの名手であるため、戦士の銃を戦闘で使用することは少ない。
重力サーベルは松本零士世界ではポピュラーな武器であり、ゲストキャラクターや敵勢力も使用していることが多い。サーベルとしても銃としても使用することが出来る万能武器であるが、重力がどのような意味合いを持つのかは説明されていない。
また大山トチローは重力サーベルなどを用いる抜刀術の使い手ではあるが、近眼のために射撃を含めて戦士の銃の扱いは不得手である。
戦士の銃の扱いに関しては、それをメインウェポンとしている鉄郎も、得意とはいえない。そもそも鉄郎は銃を初めて撃ったのが母親を殺された復讐として機械伯爵を倒したときであり、訓練などは全く受けていない。思い出星にてガンマンのプロフェッショナルに早撃ちを強制的に教わったことが唯一であるが、その後の旅の中で上達していった。
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