松本零士大宇宙 -宇宙海賊キャプテンハーロック紹介-
2018年に生誕80周年を迎える漫画家といえば、松本零士である。同年同月同日生まれでは、同じく漫画家の石ノ森章太郎(1998年没)がいる。
松本零士は1938年1月25日、九州は福岡県久留米市で生まれた。父親は松本強、旧日本陸軍の将校であり、陸軍航空部隊のパイロットを務めていた。敗戦の日を迎えるまで二式複座戦闘機「屠龍」に乗り連合軍と戦っていたと言われる。
こちらはたいむましんにて買取しました二式複座戦闘機「屠龍」のプラモデルになります。
戦後、多くの旧軍所属のパイロットが自衛隊や民間航空会社に転職したが、松本強は「敵の飛行機には乗れない」と生涯を通じて二度と操縦桿を握ることはなく、炭焼きや野菜の行商をしながら線路脇のバラックに住み、松本一家は赤貧に喘いだという。
松本零士はそんな父親を“本物のサムライ”として大変尊敬しており、父親に対する敬意は後に創作にも反映され、宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長や、宇宙海賊キャプテンハーロックが誕生する源になったと言われている。
こちらはたいむましんにて買取しました“セル画「宇宙戦艦ヤマト完結編 沖田十三」”になります。
■宇宙海賊キャプテンハーロック
宇宙海賊キャプテンハーロック。松本零士作品の登場人物でも代表的な存在であり、漢の中の漢と呼ぶに相応しい英傑。
宇宙海賊船アルカディア号に乗り込み、40人の仲間とともに地球を飛び出し、自由の旗のもとに生きているが、ラフレシア率いる植物人間集団マゾーンによる地球侵略を受けて地球を守るために戦う。
キャプテン・ハーロックの過去は明らかになっていないが、作品によっては宇宙戦艦ヤマトに登場した古代進の兄、古代守であったり、また「クイーン・エメラルダス」では血気盛んなハーロックの姿を見ることも出来る。
こちらはたいむましんにて買取しました、宇宙海賊キャプテンハーロック 宇宙海賊船アルカディア号のプラモデルになります。
■わが青春のアルカディア号
宇宙海賊船アルカディア号は原作版とTV版では船首が尖った形状をしていたが、劇場版「銀河鉄道999」以降は船首のドクロマークが印象深い、マッコウクジラのような形状にデザインが変更された。
こちらはたいむましんにて買取しましたスーパーメカニクス アルカディア号です。
デザインの変更は松本零士のラフ案を元に、スタジオぬえのメカニックデザイナー宮武一貴がより重量感を出すということで行われた。
また名前も“わが青春のアルカディア号”と改められ、現在ではリデザインされた後者がアルカディア号として認識され、原作版TV版のアルカディア号のデザインはハーロックのかつての乗船「デスシャドウ号」として設定が変更されている場合もある。
■トチロー
デザインは変更されたがアルカディア号の基本設定は受け継がれている。
アルカディア号の設計者は大山トチロー。ハーロックの無二の親友であり、天才技術者。アルカディア号完成後に病死するが、その精神は中枢大コンピューターに転送され、アルカディア号と一体化した。
わずか40名の乗員でアルカディア号の操作が問題なく行えるのも、設計者であるトチローの精神が中枢大コンピューターに組み込まれているからであり、船舶は交代制で夜間とは言え全ての乗員が眠りにつくことはないが、アルカディア号は緊急事態を除き夜間は乗員が眠りにつき、自動で運航することが可能である。
トチローとハーロックのコンビは、宇宙海賊キャプテン・ハーロック発表以前から各作品に登場していた。最も有名なものはガンフロンティアであろう。
ガンフロンティアはサムライサーベルの達人、トチローと、射撃の名手ハーロックが、謎の美女シヌノラとの三人でガンフロンティアを旅する作品である。
また戦場まんがシリーズの一編、『わが青春のアルカディア』では、第二次世界大戦中のドイツでファントム・F・ハーロックIIと大山敏郎の出会いと別れが描かれている。
松本零士作品のコンビというと、銀河鉄道999の鉄郎とメーテルが代表的であるが、ハーロックとトチローのコンビも不可欠である。
死してなお親友を支えるトチロー、そして親友の精神が組み込まれたアルカディア号とともに自由の大宇宙を旅するハーロック。
松本零士作品を象徴するこのコンビは、大宇宙に輝く星々のように永遠に輝きを失わないであろう。
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