ガイナックス作品紹介 -ふしぎの海のナディア-

“DAICON FILM”から“ガイナックス”へ -初期作品の紹介-

 

前回はDAICON FILMからガイナックス、「トップをねらえ!」まで紹介した。今回はそれ以降の作品を紹介しようと思う。

トップをねらえ!の大ヒットにより日本のみならず、世界から注目されるようになったガイナックスが手掛けたのは、NHKの連続テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」だ。

 

■ふしぎの海のナディア

 

ジュール・ヴェルヌの『海底二万マイル』(海底二万里)を原案としているが、「ふしぎの海のナディア」の元々の企画は、未来少年コナンの続編として宮﨑駿が企画したものと言われている。

 

この宮﨑駿の企画はジブリ作品の「天空の城ラピュタ」へと引き継がれた。その為、一部設定が共有している。(飛行石とブルーウォーター、ドーラ一家とグランディス一味、ラピュタとアトランティスなど)

また海外での放送も視野に入れ、主人公(ナディア)を黒人女性にするなど、当時の日本アニメとしては進歩的な取り組みもあった。(最初期のデザインでは、ナディアなどのアトランティス人の末裔は、縮れた頭髪に唇の厚い黒人特有の容姿となっていた)

 

キャラクターデザインに貞本義行、音楽に鷺巣詩郎、そして総監督に庵野秀明ガイナックスを代表するスタッフ。

これは後に新世紀エヴァンゲリオンにもそのまま引き継がれた。

 

■多彩なキャラクター

 

ガイナックスナディア02

 

ふしぎの海のナディアの魅力は、やはり多彩で個性的なキャラクターだろう。

 

主人公のナディアは自らの出自を知らず、孤児として陰を背負いながら、サーカス団の華やかな看板スターとして働いている。

彼女の持つ不思議な青い宝石「ブルーウォーター」を巡り、グランディス一味やネオ・アトランティスに追われ、物語は始まる。

 

ツンデレ」ヒロイン属性がまだない時代であったため、特に序盤ではナディアのヒロインとしての人気は芳しいものではなく、むしろ不評であった。

 

頑固でわがままであり、嫉妬深く、人の優しさを受け入れられない。かつ自分に一目惚れして優しく接するジャンにさえつらく当たるという有様であったが、中盤から性格がやや軟化し、宇宙からの渡来人を先祖とし、滅亡したアトランティス人の王家の末裔であるという悲劇的なバックボーンが明かされてから人気が急上昇。

 

放送されていた1990年のアニメージュのキャラクターBEST10では放送開始から暫く圏外であったが、7月号から当時絶対的な人気を誇っていたナウシカと熾烈な1,2位争いを演じ、11月号ではナウシカと同票ではあるが1位の座を獲得。

さらに翌年1991年5月にはナウシカを下し、遂に単独1位となった。またその後もナウシカとの1,2位争いは1993年まで続いている。

 

 

もう一人の主人公、ジャン・ロック・ラルティーグ。通称はファーストネームから、ジャンと呼ばれる。

発明好きの叔父とともにパリの万国博覧会へ出かけた途中、自転車に乗るナディアに一目惚れし、数々の冒険が始まった。

 

■日髙のり子

 

ジャンを演じたのは、トップをねらえ!のタカヤ・ノリコに続いて日髙のり子

日髙のり子は子役からアイドルになり、その後声優に転身。「タッチ」の朝倉南や「らんま1/2」の天道あかね、「となりのトトロ」でサツキなどを演じ、アイドル出身声優としての先駆者である。

 

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1989年に放送された世界名作劇場の「ピーターパンの冒険」で初の少年役(ピーターパン)を演じ、翌年同じく少年役としてジャンを演じた。

天真爛漫なピーターパンとは違い、ジャンは発明に関して以外は“普通”な少年であったため演じるのに苦労したという。

 

また同時期にKBS京都ラジオで放送されていた「はいぱぁナイト金曜日」ではメインパーソナリティを努め、「ふしぎの海のナディア」の人気を底上げした。

 

■各種メカニックデザイン

 

ガイナックスナディア01

 

またふしぎの海のナディアの人気を不動としたものとしては、「トップをねらえ!」に続いて魅力的なメカニックデザインがあるだろう。

ふしぎの海のナディアの舞台は西暦1889年、19世紀末だが、21世紀の科学をも凌駕するオーバーテクノロジーが多数登場する。

 

その代表的な存在が万能潜水艦ノーチラス号だ。

アトランティス文明が用いた宇宙船ヱルトリウムを改造、常温対消滅エンジンを動力とし、水流ジェット推進にて水中を最大108ノットで移動可能。

特徴的な外観を含め、東宝の日米合作特撮映画「緯度0大作戦」に登場する万能潜水艦アルファ号が元になっていると言われる。

 

ガイナックスナディア03

 

またグランディス一味が乗る六輪の万能戦車グランディスタンク、通称グラタンはタツノコプロのタイムボカンに登場するメカブトンが元になっていると言われる。

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特徴的な丸いフォルムに大きな車輪。パンチカード入力により陸海空様々な変形を繰り出し、オーバーテクノロジーはないものの、当時の科学力を凌駕する活躍を見せた。

更にノーチラス号科学技術部長の協力による大改造を経て、最終エピソードでは重要な役どころを担った。

 

 

トップをねらえ!に続き、連続テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」を世に送り出したガイナックスは名実ともに日本を代表するアニメ制作会社となり、1995年には社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」を生み出すに至るのである。

 

 

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ガイナックスナディア04

画像は、PC98用ゲームソフト「ふしぎの海のナディア」から引用しました。


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