【買取実績】ブリキおもちゃ・水中モーター・コルク銃、レトロおもちゃ多数まとめてお譲りいただきました

公開日：2024年6月20日

昭和40年代のレトロ玩具多数をお譲りいただきました、ありがとうございます。今回はその中から、コルク銃や水中モーターなど、1960年代から70年代前半にかけてヒットしたアイテムを中心にピックアップさせていただきました。いずれも非常に状態がよく、コルク銃は発射も可能でした。

タカトク仮面ライダー　絵変わりベルト/ホルスター/コルク銃/時計セット

1971年放送開始の『仮面ライダー』のメインスポンサーだったタカトクの仮面ライダーグッズです。とはいってももちろんどれ一つ劇中には登場しません。ベルトは変身ベルトとは無関係に、バックル部分に見る角度によって絵が変化するレンチキュラー印刷がほどこされたイラストがセットされています。

仮面ライダーの絵がプリントされたホルスターに入っているコルク銃も、もちろん作品には登場しません。私は昭和45年生まれですが、ものごころついた頃にはコルク銃の類は見当たりませんでした。

今回のような糸つきのコルク銃は、正直藤子不二雄（そのころにはまだ連名でした）の漫画で時々出てくるだけでしたね。どんな方式で発射しているのか、連発が可能なのか、実に50年近く経ってその機構を知ることができました。

そして最後の腕時計は、当時の子供たちが最もあこがれるアイテムだったのだと思います。この少しあと、80年前後になると液晶技術がコストダウンして一気に普及し、子供向けの安価なデジタル時計なども登場しました。任天堂の携帯液晶ゲーム「ゲーム＆ウオッチ」などの登場もそのころですね。

マブチ水中モーターとセットになった戦艦大和と伊号潜水艦の完成品おもちゃです。水中モーターもやはり自分より少しお兄さんの世代で流行したものですね。モーター本体、電池、スクリュー、ラダーを一体ユニット化し、手軽に水上で遊べるようになっています。

大和、伊号ともに艦体はメッキ仕様。1974年放送の『宇宙戦艦ヤマト』第1作から登場している「空間磁力メッキ」は、本アイテムがアイデアの元になっているのかもしれません。

プラモデルメーカーのイマイがリリースした、『サブマリン707』の合金製完成品トイです。発売は昭和49年頃。この時期は昭和47年の「ポピニカ」の登場に伴い、キャラクターものの小ぶりな合金トイ、完成品トイが大流行していました。

小沢さとるの『サブマリン707』の連載機関は昭和38年から40年にかけてですが、こうした合金トイブームや、この時期の『サンダーバード』2度めの放送などにあわせて、特殊ギミックのメカが売れると確信したのかもしれません。

今回はいずれも自分の少し上の世代のアイテムを、きれいな状態で見ることができて勉強になりました。本当にこの長期間にわたり両行なコンディションで保管していただいたお客様の努力に頭が下がります。

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