漫画のカラー原画を買取しました、バカボン編

たいむましんでは実際に使用された商業漫画作品の直筆原画の買取を行っておりますが、先日、とてつもない原画の買取をお受けしてしまいました。

 

デジタル作画が主流になりつつある昨今ですが、かつてはアナログ、手描きでしか原稿を描く手段がありませんでした。

その為、原稿はすべて一点もの。複製は出来ても原画は一点しかありません。

 

複製原画は週刊少年ジャンプやマガジンなどがファングッズとして今でも販売しておりますが、かつては原画をプレゼントしていたこともあります。

 

当時は著作権に対する規範が薄く、印刷し終えた原画は、このような書き方は大変嫌なのですが、単なる物として廃棄されることもあったそうです。

 

某鑑定番組で出版社のゴミの山から出てきた著名な作家の直筆原稿一式が高値になったようなこともあり、印刷し終えた時点で役割を終えたとして廃棄される例も珍しくはない時代がありました。

 

ちばてつや先生の原稿には必ず返却するようにという注意書きが予め印字されており、そのため貴重な原画が今でも多く残っているようですね。

 

前書きはここまでにして、とてつもない原画はこちらになります。

 

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赤塚不二夫先生直筆の、バカボンのパパとバカボンのママのカラー原画です!

 

赤塚不二夫作品の場合、殆どが当時のアシスタントによる筆のものになります為、直筆のカラー原画は大変珍しくなっています。

 

実際に赤塚先生が触れられ、描かれた原稿だと思うと緊張してしまいますね。オーラのようなものを感じてしまいます。

 

また印刷されたものから除かれた情報も原画を見ればわかりますので、コレクターズアイテムとしてだけではなく研究資料としても貴重なものとなっています。

 

実はこちらは複数枚まとめてお譲りいただいたのですが、他はアシスタントの筆によるもので、直筆はこちら一点のみでした。

 

 

赤塚不二夫先生と言いますと、生誕80週年を記念したドキュメンタリー映画「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」が2016年に公開され、ギャグ漫画の王様として今なおその人気は不動。

近年では代表作の「おそ松くん」が「おそ松さん」としてリメイクされ、女性向け新ジャンルとして大きく話題となりました。

 

赤塚先生がお酒を飲んでいないのは水割りを混ぜている時だけ、とも言われるほどにお酒が好きな方でしたが、ギャグ漫画という大変厳しい作風を維持するためにはどこかが破綻していなければいけなかったのかもしれません。

 

お酒のために寿命を縮めたのか。お酒があったから耐えられたのか、今ではもう誰にもわからない。

 

そんな赤塚不二夫先生の壮年期の代表作である「天才バカボン」のカラー原画をお譲りいただけたのは望外の喜びです。

 

 


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