【ワンピースカード】9弾リーダーを一通り触った感想
こんにちは、クロワ/なんじょーです。
ワンピースカードゲームブースターパック第9弾「新たなる皇帝」が発売し、約一週間が経過しました。
初日からガッツリ新リーダーを中心に遊んできたので、それらを使ってみた所感をご紹介したいと思います。
赤「シャンクス」
■デッキレシピ
おすすめ度:★★★★★
いきなりですが9弾で最も安定して強さを発揮できると感じたリーダーです。
リーダー効果に派手さはありませんが、要するに「毎ターン無料の1000カウンター」ということです。同値パンチを主体にする対面には滅法強く、手札を温存しやすいです。
また、今弾で刷られた赤髪海賊団のカード群が軒並み優秀で、高いせい圧力に速攻を兼ね備えている「10シャンクス」をはじめ、KOを介さない除去の「7ベン・ベックマン」、リーダー効果と併せてよりダメージを防げる「5ヤソップ」、KO時に除去を持つブロッカーの「4ラッキールウ」など、隙がありません。
今回の構築は赤髪海賊団軸で、「10シャンクス」をはじめとする強力な大型で制圧する構築にしました。構築上カウンターレスが多く、また10コストキャラを登場するターンはサーチカードが使用できないという弱点がありますので、その解消の為のカードとしてなんでも実質2000カウンターに変換できる「3バカラ」も採用しています。
リーダー効果はどんな構築でも使いやすい効果をしているので、デッキのカスタマイズ性も高くなっており、他の軸もアリかもしれませんが、赤髪海賊団のカードが充分優秀だと感じたため、順張り構築としました。
青「バギー」
■デッキレシピ
おすすめ度:★★★☆☆
世間の注目度はあまり高くありませんが、実は強いと感じています。
5コスト以上の中型~大型を中心に展開力のあるデッキなので、除去中心のデッキ相手でも除去されづらく、横並べをしていくことができます。
核となる存在が横展開能力を持つ「7クロコダイル」で、クロスギルドだけでなくB・Wのカードも出すことが可能なので、手札補充の可能な「EBMr.1(ダズ・ボーネス)」や殴れるサイズの2000カウンターの「インペルダウンMr.2ボン・クレー(ベンサム)」なども「7クロコダイル」の相方として採用しています。
盤面5コスト5体でなければ消えるデメリット持ちの大型キャラ兼除去の「10バギー」は普通のデッキだと扱いが難しいですが、このデッキにおいては10ドンターンにリーダー効果2回使用で「7クロコダイル」→「10バギー」と展開することで、盤面2体から一気に着地することができ、デメリットを回避することが容易です。
リーダー効果を使う際は手札を消費するため、手札を補充できるように「サンジのピラフ」まで採用。
黒「マーシャル・D・ティーチ」
■デッキレシピ
おすすめ度:★★★☆☆
人によってかなり評価が割れているリーダーかと思います。
コストを払うことで相手の登場時効果を封じる起動効果は非常に強力です。登場時に効果が発動するというのはイコールで登場した時点で一仕事できるということになるため、多くのデッキは登場時効果を持つカードを中心にデッキを組んでおり、刺さらない対面というのは少ないと思います。
都度手札を1枚切らないといけないので、ゲーム中ずっと止め続けるというのは現実的ではなく、状況を見て止める必要があります。その性質上、相手のデッキへの理解が必要であり、知識が無いと使いこなせないリーダーでもあるため、少し上級者向けのリーダーに感じました。
また、最大のデメリットとして自分も登場時効果が常に使えません。
こちらはデッキ単位で登場時効果を持たないカードでデッキを構成すればいいのですが、もちろんそれでは普通にデッキを組むのと比較してデッキパワーが劣ります。
特に、黒といえばこいつと言っても過言ではないくらい強力で黒ならどのデッキにも採用されていた「8ゲッコー・モリア」が使用できないリーダーなので、他のアプローチを考える必要があります。
このリーダーでデッキを組む用に黒ひげ海賊団のカードが多数収録されていますが、その中でも特に強いと感じたのは「4ジーザス・バージェス」です。
効果でのKO耐性に加えて、トラッシュのカード4枚につきパワーが1000上昇するのですが、黒ひげ海賊団サーチのイベント「おれの時代だァ!!!!」は手札に加えなかったカードをトラッシュに落とすことができますし、サーチ効果を持つステージ「ハチノス」を貼ることができれば、毎ターン1枚ずつトラッシュを肥やすことができるため、トラッシュの溜まる速度はなかなかに早く、終盤になればパワーが10000を超えることもザラにあります。パワーパンプは永続なので殴り返しにも強く、自身のKO耐性も相まって場持ちがかなり良くなっています。
巷ではデッキそのものを黒バージェスと呼ばれている人もいるくらいバージェスが強力でした。
バージェス以外だと「10マーシャル・D・ティーチ」の連打が強力でした。「1ラフィット」「ハチノス」「おれの時代だァ!!!!」とサーチカード3種体制のおかげで手札に揃えやすく、連打しやすい所も魅力です。
紫黒「モンキー・D・ルフィ」
■デッキレシピ
おすすめ度:★★★★☆
個人的に発売前から特に注目していて、最も研究したリーダーです。回していて最も楽しかったリーダーでもあります。
ドン加速からの大型着地、リーダー効果を活かしてのドンマイナスの無料化が魅力のリーダー。
新カードの「4フランキー」とリーダー効果の相性が非常に良く、「4フランキー」を「8ゲッコー・モリア」で釣る動きが黄金ルートでした。
紫の新たな汎用大型の「9モンキー・D・ルフィ」もシンプルに使いやすくて強いですし、普通に使うとコストが重くてリーサル以外で使いにくい「9カイドウ」が道中でも甘く使っていける所はかなり魅力的に感じました。
相性の良いドン加速カードとして収録された「3ロロノア・ゾロ」に加えて、「3ブラックマリア」「3シャーロット・プリン」と3種12枚のドン加速初動を採用し、序盤の動きを安定させています。ゾロは実質2コス5000、ブラックマリアは2000カウンター、プリンは「9カイドウ」を実質ノーコストにと、序盤でなくとも役割が持てる所も偉い点です。
新カウンターイベントの「ゴムゴムの巨人」も強力で、4000カウンターを手札を減らさずにできる凄い効果になっています。リーダー効果でアクティブのドンが返ってくるため、1ドンを残してターンを返すのが容易になっており、相性も抜群です。
採用カードが似るライバルとなるのが紫「モンキー・D・ルフィ」と赤紫「モンキー・D・ルフィ」で、紫を使えるルフィの中で環境適正を見て選んでいく形かと思います。
紫黄「ニコ・ロビン」
■デッキレシピ
おすすめ度:★★☆☆☆
初のバニッシュリーダー。最もアタックの機会が多いリーダーが常にバニッシュというのは相手目線でダメージの受けどころがかなり難しく、厄介この上ないです。
しかし、紫黄のカラーリングは前弾のリーダー「シャーロット・プリン」と同じカラーリングかつ同じドン加速効果で、あちらはビッグマム海賊団なので「10シャーロット・リンリン」が使えるのに対してこちらは使えず、ドン加速も手札消費があるので、純粋な使い勝手では劣っており、何かしらでの差別化が必要です。
僕はこの際なのでリーダーがバニッシュを持っていることを最大限生かした構築にしようと考え、「6ニコ・ロビン」「6シャーロット・リンリン」「7シャーロット・リンリン」という直接ライフを落とせるキャラクターに加え、イベントの「魂への言葉」まで採用。徹底的に相手のライフは手札に加えさせないことに寄せた構築で考えました。
キャラクターはバニッシュではない為ゲーム中の基本は縦置きor相手のキャラに殴るのみとし、リーサルを狙えるターンからリーダーに殴りにいくプランを取ります。
今弾の他のリーダーと比較するとやや見劣りしていまいますが、一芸はあると感じたので、ブラッシュアップすればより良いデッキになるかもしれません。
緑紫「リム」
■デッキレシピ
おすすめ度:★★★☆☆
最初にリーダー効果を読んだときは一文目の「自分のキャラカードはレストで登場する」の時点で弱そうと感じてしまいましたが、そんなことは無かったです。いや、レストで登場するデメリットはあまりにも重いのでそこは間違いなく弱かったのですが、メインとなる下の効果が想像以上の強さでした。
リーダーが確実に安定して発動できるドン加速が強力なのは紫「モンキー・D・ルフィ」で体験済。そこに加えて3コストしか払っていないのに5コストまでのキャラを登場できるというビックリスペック。重すぎるデメリットも受け入れるしかないでしょう。
緑でドン加速もできるということで「9ロロノア・ゾロ」の先攻4ターン着地が可能で、しかもドン加速が確実にできることから「9ロロノア・ゾロ」を引きさえすれば良いだけというお手軽さ。今弾では「1トラファルガー・ロー」というサーチキャラも収録されているのでサーチ可能というオマケ付き。メイン特徴であるODYSSEYの中にも麦わらの一味のカードは多いため、サーチ対象無しもそこまで起きず、無理のない採用が可能です。
リーダー効果で出せて盤面でも結構強く2000カウンターでもある「4アディオ」がゲーム特典プロモカードで、入手しにくいのが難点。幸い9月開催の交流会イベントでイラスト違いが配布されるので、リムを組みたい人は4回参加してゲットしておきましょう。
~その他の強化されたリーダー~
黄色の革命軍が多く収録されたため、黄色を持つ革命軍リーダーの赤黄「サボ」や赤黄「ベロ・ベティ」は大幅な強化がされました。
また、赤「シャンクス」や紫黒「モンキー・D・ルフィ」の影響で赤と紫に優秀な大型キャラが収録されたことで、大型を取り扱い色の一致する赤紫「モンキー・D・ルフィ」は採用カードの選択肢の幅が大幅に増え、一気に強くなったと思います。
~まとめ~
全体的にみて、今弾からカードのインフレを顕著に感じ、環境へ与える影響も大きいと思います。その証拠に、各地で既に新リーダーを使っての優勝報告はたくさん見られています。
大型を着地するリーダーが多いので、大型対策も今後は必要になってきて、既存のデッキも構築の変更を視野にいれるべきかと思います。
新しい環境というの考えることが多くて大変ですが、その分楽しくて僕は大好きです。これからもワンピースカード楽しんでいきましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
岐阜、愛知で活動しているワンピースカードプレイヤーです。
気軽に話しかけてもらえると嬉しいです!
【ワンピースカード実績】2024.01開始 2024.04フラッグシップバトル優勝
X:@nanjo_op