【遊戯王カード】おすすめのスリーブと選び方
トレーディングカードゲームのプレイヤーにとって欠かせないアイテムであるスリーブ。
スリーブを使うことでカードの傷や汚れ、折れや破損を防ぎ、カードをより長く大切に使うことができます。
しかし、スリーブには様々な種類があります。カードイラストのキャラクターが印刷されたデザイン重視のスリーブから、プレイングを前提とした、材質や硬さを追求したスリーブなど用途ごとに違いがあります。
本記事では、遊戯王カードに適したおすすめのスリーブや選び方を詳しく解説していきます。
大切なカードを守りながら、より快適なデュエルを楽しみましょう。
スリーブの基本情報
スリーブとは?
スリーブは、トレーディングカードを保護するために使うプラスチック製のカバーのことです。
カードは紙でできているので、使い続けるうちに劣化し、簡単に折れたり傷がついてしまうものです。
それを防ぐためのアイテムがスリーブであり、カードの表面を覆うことで傷や汚れからカードを守る役割を果たします。
遊戯王の公式大会でも、カードに汚れや傷があるカードの使用は禁止されているため、スリーブを使うことが推奨されています。
スリーブは傷や汚れだけでなく、シャッフルする際のカードの折れも防いでくれるので、ゲームの円滑な進行や公平性を保つ役割も担っています。
スリーブを使うメリット
スリーブカードを入れると操作性が向上し、シャッフルやカードの移動がよりスムーズになるというメリットがあります。
さらに、カード同士の摩擦で生じる擦り傷も防いでくれるので、ストレスなくゲームを進めることができます。
スリーブはカードそのものを保護するだけでなく、ゲームをより快適に楽しめる効果があります。
大会に参加したり、友達と対戦することが多いプレイヤーなら必ず持っておきたいアイテムですね。
遊戯王カードのサイズ
遊戯王カードのサイズは、縦86mm×横59mmです。トレーディングカードの標準サイズは縦88mm×横63mmなので、それよりもやや小さいサイズとなります。
カードに合ったサイズのスリーブを使わないと、カードとスリーブとの間に隙間ができ、その部分が折れ曲がってしまう場合があります。
標準サイズのスリーブに入れることもできますが、スリーブ内でカードがずれて摩擦が生じ、傷がついてしまうリスクが高いです。
不正確なサイズが原因で、カードの見栄えが悪くなるというデメリットもあります。
カードのサイズをしっかり把握することで安全性が高まり、大切なカードを長期間にわたって保護できます。
特に、大会に出場するデュエリストやコレクターは、カードの安全性を高めるためにサイズを事前に確認しておくことが重要です。
スリーブの種類
カードをより長く使うためには、スリーブの種類や効果を理解することが重要です。
それぞれのスリーブの特徴や使い方について、1つずつ順を追って解説していきます。
インナースリーブ
『インナースリーブ』は、カードを傷や汚れなどの外的要因から守るためのスリーブです。
カードにぴったり合うサイズの薄手のスリーブであり、摩擦や擦れ、汚れを防ぎ、カードをキレイな状態で保つことができます。
しかし、インナースリーブは厚みがかなり薄いので、これだけでは傷や汚れ、経年劣化を完全に防ぐことはできません。
カードをより長く使うためには、単体で使うよりもレギュラースリーブ、オーバースリーブと一緒に使うのがおすすめです。
スモールスリーブ
『スモールスリーブ』は、インナースリーブよりも縦横のサイズがやや大きいスリーブです。
カードを入れるとスリーブとの間に少し余白ができるので、カードがぴったり入るインナースリーブよりもカードの出し入れがしやすくなっています。
スモールスリーブのみでカードを保護することもできますが、インナースリーブの上に重ねるとより強度を上げることができます。
対戦で使うカードをしっかりと保護したい場合は、2重にかさねて使うのがおすすめです。
レギュラースリーブ
『レギュラースリーブ』は、インナースリーブ、スモールスリーブの上に重ねて使い、カードの強度をより高めるために使うスリーブです。
2重、3重にかさねて使うことで、汚れや摩擦による擦り傷、折れ曲がりからカードをしっかり守ることができます。
レギュラースリーブには、色付きのものや特殊な加工がされたものなど、機能面やデザイン性に優れたスリーブも展開されています。
価格やデザインなど幅広い選択肢があるため、自分のプレイスタイルや好みにあったお気に入りのスリーブを見つけてみてください。
オーバースリーブ
『オーバースリーブ』は、スリーブの1番外側に重ねて使うことで、カードとスリーブの両方を保護するものです。
三重でカードを保護することにより耐久性が上がるので、対戦でよく使うカードやレアカードを保管する時におすすめです。
ただし、スリーブを重ねる枚数が多いほどカードのシャッフルがしにくくなったり、厚みが増してカードケースに入る枚数が少なくなるというリスクがあります。
大会によってはスリーブの枚数に制限・上限があるので、参加する際には公式サイトに記載されている大会規定をよく確認しておくことをおすすめします。
スリーブの使い方と保管方法
ここでは、遊戯王カードを長く使えるようにするための、スリーブの正しい使い方と保管方法について紹介します。
スリーブの正しい使い方を覚えて、お気に入りのカードを傷や汚れから守り、より長く・大切に使えるようにしましょう。
スリーブへのカードの入れ方
カードをスリーブに入れる際には、慎重に進めることが重要です。無理に押し込もうとすると、カードが曲がってしまったり、スリーブが破れてしまう恐れがあります。
スリーブにカードを入れる時は力を入れすぎず、カードが完全にスリーブに収まるまでゆっくりと差し込みます。
また、カードの角の部分がスリーブに当たると白欠けの原因になるため、なるべくスリーブを広げてからカードを入れるようにしましょう。
丁寧に差し込むことで折れ曲がりや摩擦を防ぎ、キレイな状態でカードをスリーブに入れることができます。
スリーブを使う時の注意点
スリーブはものによって側面やサイズに個体差があり、同じ種類のスリーブでもサイズが若干違うことがあります。
実際、スリーブを入れた状態でカードをシャッフルする時、サイズの違いでカードが分かってしまうケースもあります。これが原因でスリーブが余ることも少なくありません。
そのため、対戦で使うカードをスリーブに入れる時は、なるべく同じサイズのスリーブを使うのがおすすめです。
スリーブ交換の最適なタイミング
スリーブは状態を定期的に確認し、表面に汚れや傷、スレが出てきた時に交換することが必要です。
長期間使ったスリーブは保護力が低下するため、カードが傷ついたり汚れたりするリスクが高まります。
また、遊戯王の公式大会では、スリーブのキズがマークド(意図的に印をつける行為)と見なされる危険もあります。
対戦相手にカードのテキストを確認をしてもらうこともあるので、相手に不快な思いをさせてしまう可能性も高いです。
スリーブが劣化した場合は放置せず、交換時期を決めて速やかに新しいスリーブへ交換することを心がけましょう。
カードスリーブの重ね方
対戦で使うカードをしっかり守りたいという方は、スリーブの重ね使いがおすすめです。
カードを複数のスリーブでしっかり保護することにより、水や汚れ、摩擦による傷などのリスクを最小限に抑えられます。
今回はスリーブの重ね方として「2重スリーブ」と「3重スリーブ」について紹介します。
それぞれのメリット・デメリットも紹介していくので、大切なカードを守るためにスリーブを活用してみてください。
2重スリーブ
※こちらの画像はあくまで一例です
メリット
・カードのシャッフルがしやすい
・スリーブの交換が楽
・デッキが厚くなりすぎず、ケースに入れたりする際も収まりやすい
デメリット
・スリーブが薄いので傷がつきやすい
・デュエリストプロテクター(公式スリーブ)などをアウターにした時傷つきやすい
2重スリーブは、「インナースリーブ+スモールスリーブ」もしくは「スモールスリーブ+レギュラースリーブ」からなるスリーブの組み合わせ方です。
スリーブ自体の厚みが薄いのでカードのシャッフルがしやすく、かさねる枚数も少ないため、カードの入れ替えがしやすいといったメリットがあります。
カードの使いやすさを考慮した重ね方なので、対戦でよく使うカードを入れるのがおすすめです。
3重スリーブ
※こちらの画像はあくまで一例です
メリット
・カードが傷つきにくいので、レアカードも対戦で使いやすい
・対戦でよく使うカード、お気に入りのカードを長く使える
・好きなデュエリストプロテクター(公式スリーブ)を長く使える
デメリット
・重ねた時に厚みが出るため、デッキがかさばりやすい
・ケースに収納しにくい
・カードの交換に手間がかかる
3重スリーブは、「インナースリーブ+スモールスリーブ+レギュラースリーブ」もしくは「スモールスリーブ+レギュラースリーブ+オーバースリーブ」からなるスリーブの組み合わせ方です。
カードの耐久性・強度が高い重ね方なので、強力な効果を持つレアカードやお気に入りのカードをしっかり保護したい人におすすめです。
ただし、3重スリーブはカード自体の厚みが増すことにより、デッキがかなり分厚くなります。
通常サイズのデッキケースには入らない可能性があるので、カードをしまう時は大きめのデッキケースを用意するのがおすすめです。
2重スリーブと3重スリーブの比較
左:2重スリーブ 40枚
右:3重スリーブ 40枚
2重スリーブと3重スリーブにした遊戯王カードを、それぞれ40枚重ねて比較してみました。
重ねた時の厚みは、2重スリーブが約4センチ、3重スリーブは約4.5センチでした。
2重スリーブと3重スリーブの厚みに多少の誤差はありますが、そこまで大きな差はないようです。
机に置いてもあまり高くないように感じます。
ただ、カードを重ねて持った時の使い勝手は人によって違うので、自分のプレイスタイルに合ったものを選びましょう。
番外編:4重スリーブ
メリット
・スリーブの硬さが増すので、カードが傷つくことがない
・大切なカードを長期間保管できる
デメリット
・カードが分厚くなるので、シャッフルがしにくい
・ケースに入るカードの枚数が少なくなる
4重スリーブは、「インナースリーブ+スモールスリーブ+レギュラースリーブ+オーバースリーブ」からなるスリーブの組み合わせ方です。
スリーブを4枚かさねるので硬さと厚みが増し、カードが傷つくことはほとんどありません。
しかし、カードがシャッフルしづらい、ケースに入る枚数が少なくなるといったデメリットがあるので、対戦にはあまり向かない組み合わせ方です。
対戦で使うというよりは、大切なカードを保管するコレクション用として使うのがおすすめです。
遊戯王カードにおすすめのスリーブ6選
やのまん カードプロテクター インナーガードJr
価格:410円(税込)
枚数:1パック100枚入
カードサイズ:60mm×87mm(インナースリーブ)
カードを入れる方向:上→下
加工:クリア加工
公式大会での使用可否:〇
『やのまん カードプロテクター インナーガードJr』は、遊戯王カードがぴったり入るサイズのインナースリーブです。
透明度が高いのが特徴であり、スリーブの側面も破れにくいので、カードの保護性・使用感ともにバランスが優れています。
「インナースリーブの定番」として知られていることもあり、遊戯王プレイヤーからも人気が高く、対戦で実際に使っている人も多いです。
1パック100枚入りで価格も400円とお手頃なので、手軽に購入できるのも大きなポイントです。
ケイエムシー カードバリアーミニ
価格:420円(税込)
枚数:1パック枚入
カードサイズ:62mm×87mm(インナースリーブ)
カードを入れる方向:上→下
加工:クリア加工
公式大会での使用可否:〇
『ケイエムシー カードバリアーミニ』は、遊戯王カードがぴったり入るサイズのインナースリーブです。
片面が0.05mmとかなり薄く、カードの保護から対戦まで幅広い用途で使うことができます。
スリーブ自体の厚さが薄いので、レギュラースリーブやオーバースリーブなどとも組み合わせがしやすいです。
単体で使うのはもちろん、2重・3重スリーブにしてより強度を高めるのもおすすめです。
遊戯王OCG デュエリストカードプロテクター
価格:1,480円(税込)
枚数:1パック100枚入
カードサイズ:63mm×90mm(スモールスリーブ)
カードを入れる方向:上→下
加工:マット加工
公式大会での使用可否:〇
シャッフルのしやすさ:〇
『遊戯王OCG デュエリストカードプロテクター』は、遊戯王公式(コナミ)から提供されているイラスト付きのスリーブ(公式スリーブ)です。
サイズは63mm×90mmであり、スリーブとの間に余白ができるので、カードの出し入れがしやすいのが特徴です。
公式スリーブは様々なデザインのものが展開されているので、自分の好きなイラストのスリーブを選べるというメリットがあります。
遊戯王プレイヤーからも人気が高く、販売終了で手に入らないというケースもあるので、早めに購入することをおすすめします。
ブロッコリー スリーブプロテクターS エンボス&クリア
価格:936円(税込)
枚数:1パック80枚入
カードサイズ:65×91mm(レギュラースリーブ)
カードを入れる方向:上→下
加工:表面クリア加工、裏面エンボス加工
公式大会での使用可否:〇
シャッフルのしやすさ:〇
『ブロッコリー スリーブプロテクター エンボス&クリアS』は、表がクリア加工・裏がエンボス加工になっているレギュラースリーブです。
一般的なエンボス加工のスリーブよりも凹凸が低く透明度が高いので、カードのイラストが隠れることなくクリアに見えるようになっています。
スリーブ同士がくっつくことがなく、シャッフルした時にカードが引っ掛かりにくいので、スムーズなカード操作ができます。
対戦においての利便性と、カードの保護を両立させたい遊戯王プレイヤーにおすすめのスリーブです。
ブロッコリー スリーブプロテクター ポリプロピレン
価格:936円(税込)
枚数:1パック80枚入
カードサイズ:68mm×93mm(オーバースリーブ)
カードを入れる方向:上→下
加工:表面クリア加工、裏面エンボス加工
透明度:中
公式大会での使用可否:〇
シャッフルのしやすさ:〇
『ブロッコリー スリーブプロテクター ポリプロピレン』は、先ほど紹介した『スリーブプロテクター』と同じブロッコリーから発売されているオーバースリーブです。
ざらつきのある透明のフィルムが特徴であり、適度なざらつき加減でスムーズなシャッフルができるようになっています。
透明度が高く中のイラストが見やすいので、3重スリーブ用で使うのはもちろん、スリーブの表面にイラストが描かれた『デュエリストカードプロテクター』と合わせて使うのもおすすめです。
TOYGER KING’s オーバースリーブ エンボス&クリア S
価格:709円(税込)
枚数:1パック80枚入
カードサイズ:65mm×92mm(オーバースリーブ)
カードを入れる方向:上→下
加工:表面クリア加工、裏面エンボス加工
公式大会での使用可否:〇
シャッフルのしやすさ:〇
『TOYGER KING’s オーバースリーブ エンボス&クリア S』は、「シャッフルがしやすく、カードが崩れにくい」ことで知られているオーバースリーブです。
厚みと硬さのある素材を採用しているため、カード汚れや摩擦から守るだけでなく、カードを入れる時にスリーブが裂けることを防いでくれます。
薄く手になじみやすい厚さなのでシャッフルがしやすく、ストレスなく対戦を進めることができます。
シャッフルもしやすくイラストも守れる、保護力と使い心地を両立したスリーブです。
スリーブの選び方
スリーブ選ぶ基準はカードの保護力や使いやすさ、スリーブのデザインなど人によって違います。
自分のプレイスタイルに合ったスリーブを選ぶことで、大切なカードを長く楽しむことができます。
ここでは、スリーブを選ぶ時にチェックしておくポイントを3つ紹介します。
遊戯王カードで使うスリーブを購入する際に、参考にしていただければ幸いです。
スリーブのサイズに合わせて選ぶ
遊戯王カードを保護するためには、サイズにぴったり合ったスリーブを選ぶのがおすすめです。
スリーブのサイズが合ってないと、カードがスリーブ内で動いてしまい、摩擦による傷で劣化が進みやすくなる可能性が高いです。
さらに、余白が多いとシャッフルする時に側面が反ってしまったり、逆にキツすぎるとスリーブが裂けたり、空気が入ってフカフカになることがあります。
スリーブを選ぶ時は、余白が無い・きつすぎない丁度良いサイズのものを選ぶのがおすすめです。
デザインで選ぶ
スリーブを選ぶ時には、デザインの好みを基準に選ぶのもおすすめです。
デザイン性を重視したスリーブには、先ほど紹介した公式スリーブ(遊戯王OCG デュエリストカードプロテクター)があります。
遊戯王カードの場合は元々のカードサイズが小さいため、デザイン性を重視する場合は公式スリーブを使うプレイヤーが多いです。
公式スリーブを使用する場合は、インナースリーブに公式スリーブや遊戯王カードが入るスリーブを入れ、その上からオーバースリーブを入れるという重ね方があります。
スリーブのサイズの違いをカバーできるため、公式スリーブを使用する時はこの重ね方でカードを入れるのがおすすめです。
表面の質感や硬さで選ぶ
対戦でよく使うカードやレアカードを保管する場合は、スリーブの表面の質感や硬さを考慮する必要があります。
例えば、柔らかいスリーブはカードが反ってしまったりしやすい、硬いスリーブは手が傷ついてしまったり、シャッフルのしやすさに影響があるなど、ものによってメリット・デメリットはそれぞれ違います。
カードの扱いやすさを考慮するなら薄いもの、しっかり保護するなら厚みのあるものを選ぶなど、自分のプレイスタイルや目的に合わせたスリーブを選びましょう。
まとめ
本記事ではカードスリーブの種類や選び方、遊戯王カードにおすすめのカードスリーブについて解説しました。
スリーブはカードを保護するだけでなく、シャッフルなどのカード操作がスムーズになるというメリットがあり、大切なカードをより長く・大切に使うことができます。
スリーブの重ね方も併せて紹介しましたが、3重スリーブではデッキがかさばり厚みが増すため、デュエリストの間では2重スリーブが主流です。
対戦で使うカードは2重スリーブ、レアカードなどの保管には3重スリーブを使うなど、自分が使うカードに合わせてスリーブの重ね方を変えるのがおすすめです。
この記事を参考にして、操作性や保護力などのポイントに注目しながら、自分に合ったスリーブを選んでみてください。
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