思い出のアニメ紹介 -ベルサイユのばら-

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「ベルサイユのばら」は、1972年から1973年にかけて『週刊マーガレット』(集英社)にて連載されていた池田理代子の歴史漫画。

フランス国王ルイ15世統治の時代から、ルイ16世統治の時代へ、そしてフランス革命勃発までを、男装の麗人であるオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを中心に描いた、少女漫画史を代表する作品である。

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■宝塚歌劇

 

また1974年に宝塚歌劇団によりミュージカル演劇として上演されて以来、現在に至るまで繰り返し再上演され、同劇団を代表する演目ともなっている。

演出は戦前戦後を代表する時代劇六大スタアの一人、長谷川一夫が務めたが、漫画が原作であることや、またマリー・アントワネットの不倫が作中で重要な要素として扱われている事、更にはフランス人である登場人物を日本人が演じることに反発した一部の原作ファンのなどにより上演は危ぶまれた。

その逆風をはねのけ、原作をミュージカル演劇として忠実に再現し、また長谷川一夫演出による極めて高い完成度で上演された本作は「ベルばらブーム」と呼ばれる一大センセーションを日本全国に巻き起こした。

 

■出崎統

 

また1979年にはテレビアニメ化された。監督は「あしたのジョー」や「エースをねらえ!」のテレビアニメ版でしられる出崎統(初期1クールは長浜忠夫、2クール目から監督交代)。キャラクターデザインには出崎統との数多くのコンビで知られる荒木伸吾が務めた。

原作を極めてシリアスに改変し、また一部キャラクターも容姿や性格が大幅に変更された。特にフランス衛兵隊兵士としてオスカルの部下として登場したアランは、物語のラストでフランス革命後に農夫として妹の墓守をしながら隠遁生活を送るというオリジナルエピソードが追加された。

原作者の池田理代子はこの改変を不服とし、ベルサイユのばらの後の時代にあたる『栄光のナポレオン-エロイカ』にてアランを兵士として再登場させている。

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■オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

 

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェは、代々フランス軍の高官を務めてきたジャルジェ伯爵の末娘。男児を望みながら6人の娘を授かったジャルジェ伯爵は、末娘であったオスカルを男として、そして自らの後継者として育てる。

正義感が強く、軍人としての力量も男に劣るものではなかったため、オーストリアからフランスへ嫁いできたマリー・アントワネットの護衛として近衛士官に抜擢。その誠実さからマリー・アントワネットの寵愛を受け、後にフランス軍准将となった。

ルイ16世統治下のフランス国民は貧困に喘ぎ、それを顧みない王室に失望したオスカルは近衛隊を辞し、フランス衛兵隊へと転属。フランス革命が勃発してからは国民側につき、バスティーユ襲撃に参加。

バスティーユ牢獄を指揮するフランス衛兵隊の砲撃によって陥落させるが、戦闘時に受けた傷が元で命を落とした。

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■マリー・アントワネット

 

もう一人の主人公とも言うべきマリー・アントワネットは、女帝マリア・テレジアの末娘。フランス王太子(後にフランス国王)ルイ16世の后となり、その護衛を務めたオスカルと主従を超えた友情を育む。

可憐な少女であったマリー・アントワネットは王室の複雑な人間関係、更には様々な策謀に巻き込まれながら、フランス王妃としての威厳を手に入れていく。そしてその威厳がフランス国民の反発を買い、王室への反発と相乗し多くの憎しみの対象となってしまう。

 

慈悲深かったマリー・アントワネットはいつからか国民と憎悪し合うようになってしまい、オスカルの進言も聞き入れなくなるようになり、二人は相反する道を進むようになってしまった。

 

■ヴァレンヌ事件

 

フランス革命直後、軟禁されたルイ16世とマリー・アントワネットたちはオーストリアへ亡命し、マリー・アントワネットの兄であるオーストリア国王やハプスブルク一門の武力を借り、革命勢力と戦う計画を図る。

マリー・アントワネットの愛人でもあったスウェーデンの貴族、フェルゼンの手によって計画が実行されるが、ヴァレンヌで一家は拘束。ヴァレンヌ事件と呼ばれ、フランス国王であるルイ16世が諸外国の武力を借りフランス国民と戦うという衝撃的な計画は、フランス国民の大きな失望と怒りを買うこととなり、後にフランス国王一家が処刑されるきっかけともなってしまった。

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