ぴえろ魔法少女シリーズ紹介 -魔法の天使クリィミーマミ-

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魔法の天使クリィミーマミは、スタジオぴえろが制作し、1983年から1984年にかけて放送されたテレビアニメである。

 

■ぴえろ魔法少女シリーズ

 

葦プロ制作の「魔法のプリンセス ミンキーモモ」が好評のまま放送終了、魔法少女ものの後継作品を読売広告社が企画し、当時「うる星やつら」のアニメ制作などで頭角を現していたスタジオぴえろに持ち込まれる。これが後にぴえろ魔法少女シリーズと呼ばれる一連の作品の始まりとなった。

「魔法の天使クリィミーマミ」は架空の国を舞台としていた「魔法のプリンセス ミンキーモモ」とは異なり、東京都国立市をモデルとした架空の町、くりみヶ丘が舞台となっている。

現実の東京を舞台にしたことにより、アイドルブームクレープなどの食文化テレビ番組などの日本の80年代の流行がそのまま作品の中に組み込まれている。これは架空の国を舞台とし、ファンタジーと夢を重要なテーマとした「魔法のプリンセス ミンキーモモ」との大きな対比である。

 

■太田貴子

 

当時のアイドルブームをそのまま作品内に取り入れ、魔法の天使クリィミーマミはアイドルへと変身する魔法少女となった。また楽曲や、クリィミーマミの声優をデビューして間もないアイドル、太田貴子が担当し、デビュー曲の「デリケートに好きして」が魔法の天使クリィミーマミの番組主題歌となっている。

太田貴子の歌、そして声はクリィミーマミ人気の大きな要素となり、今なおその新鮮さは失われていない。

 

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■森沢優とクリィミーマミ

 

物語は、10歳の平凡な少女、森沢優の日常から始まる。森沢優はくりみヶ丘のクレープ店「クリィミー」店主夫妻の一人娘である。

その森沢優がある日、夢の世界フェザースターから夢嵐によって地球に迷いついた箱舟と遭遇する。箱舟に乗っていた妖精ピノピノを助けた森沢優は、お礼として1年間の期限付きで魔法のステッキを授かり、猫の姿をした使い魔、ポジとネガもお目付け役として預かることになった。

そして魔法のステッキの力で16歳の少女に変身した森沢優が、芸能プロダクション「パルテノンプロ」の社長・立花慎悟にスカウトされてしまい、経歴不明の秘密のアイドル・クリィミーマミとして歌手デビューする事になってしまい物語は転がっていく。

 

森沢優が想いを寄せる幼馴染、大伴俊夫がアイドルであるクリィミーマミに惚れてしまうという奇妙な三角関係が、魔法の天使クリィミーマミの重要なテーマとなっていき、またこの組み合わせは後のぴえろ魔法少女シリーズにも受け継がれていった。

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■綾瀬めぐみ

 

またクリィミーマミをスカウトしたパルテノンプロ社長の立花慎悟は、クリィミーマミの才能に惚れ込み彼女を贔屓するが、同じくパルテノンプロのトップスターである綾瀬めぐみはクリィミーマミに激しく嫉妬し、その秘密を探ろうとする。スネークジョーと呼ばれるパパラッチがそれに加担し、クリィミーマミの素性を追い森沢家まで探り当てるが、既の所で秘密は守られる。

なおスネークジョーは後にパパラッチを廃業、お好み焼き屋「火の車」で働くようになり、同店主の境久美子と結婚する。

パルテノンプロのトップスター、綾瀬めぐみもクリィミーマミとの関係は良好なライバル関係となり、パルテノンプロ社長の立花慎悟との婚約を発表した。

 

 ■ロング・グッドバイ

 

綾瀬めぐみは本編終了後制作されたOVAにして、同作品の実質上の最終回である「魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ」の劇中劇『二つの世界の物語』にて主演を務めている。

『二つの世界の物語』は魔法の天使クリィミーマミとは全く異なるファンタジックな物語となっており、綾瀬めぐみとクリィミーマミがそれぞれ二役を演じ、人間と機械人間の対決を描いている。

また同作品は劇中劇以外でもPCゲームとして、魔法の天使クリィミーマミとは独立した作品として販売されている。

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