ミスター味っ子の料理を再現する
今回作るのは『ミスター味っ子』第2話「スパゲティはアル・デンテ」か第6話「スパゲティ勝負決着」にかけて描かれる、陽ちゃんとイタリアンシェフ丸井善男のスパゲティミートソース対決より 『特製陽一式ナス・ミートソース・スパゲティ』 スパゲティ30年丸井は10種類以上の野菜をベースにクルミで香ばしさと歯応えを出した完璧に完成されたミートソースで勝負に臨む。
対して陽ちゃんは 材料少ない! でも、陽ちゃん。私は陽ちゃんを信じてるよ! 私も、たった五種類の野菜で勝負だ! (漫画の真ん中にある細長い野菜が何だか判断に迷ったのですがセロリにしてみた)
というわけで、とりあえずナス以外の野菜をみじん切りに。 オリーブオイルで炒めたとこに、合いびき肉投入(豚7牛3が陽ちゃんのオススメだよ!)。 塩コショウでなんとなく味を調えつつ、カットトマト缶投入。 赤ワインとコンソメを加え、ある程度煮詰めたとこでミートソース完成。 これは間違いなく美味しい。
ミートソースが出来上がったとこで、ここらへんから色々同時進行していきます。。
鍋に茹でる用のお湯を沸かしつつスパゲティの準備。準備? おもむろに取り出される包丁。 飛び散るスパゲティ。
うん、こうなると思ったよ。
包丁でスパゲティは半分に切れません。
しかたないから手でポキポキと折って半分に。
っていうか、スパゲティを半分にするの初めてやりました。この年でまだ初体験があるなんて。
半分に折ったスパゲティを茹でている間に、お次はナスを縦に薄切りにしてオリーブオイルでソテーしておく。 ここまでくれば、あとは一気に・・・・・ いや、その前に大事なこと、あるよね、スパゲティ。
そう、スパゲティはアル・デンテ(ご存知かと思いますが一応。アル・デンテとは髪の毛一本分程度の芯を残したスパゲティ界における最高の茹で方のことです)が大事なの!
陽ちゃんがアル・デンテの見極め方を教えてくれたから、私、やってみる! 茹で上がり間近のスパゲティを一本、窓ガラスにはりつける。
光が透けて髪の毛一本の芯が見える・・・・見える・・・・ ・・・曇りだったからかな? さっぱり見えなかったよ!陽ちゃん!
仕上げにかかります。
先程ソテーしたナスで半分に折って茹でたスパゲティを巻いていきます。 この作業が・・・大変でした。
漫画では陽ちゃんは「シュパパパパパパ」という擬音と共に手の動きも見えない程素早く行っているのですが 実際はスパゲティの端を揃えるのが難しく(漫画には描写がなかったけど茹で上げ後くっつかないようにオイルもまぶしました)綺麗に束ねられない・・・ んでも、なんとか頑張って。 お皿に先にミートソースを盛り付けてからナス巻きスパゲティを並べれば。
おおおおお ついに!完成!!! 『特製陽一式ナス・ミートソース・スパゲティ』 地球外生命っぽい。 アップで撮ったしずる感溢れる一枚。
それでは。 いざ実食。 こ、これは・・・ うーまーいーぞー!!! 野菜がシンプルなせいかお肉の旨みがギュギュっと感じられ、そこに油を吸ったナスが加わる事でさらに美味しさアップです! ミートソースとナスの組み合わせ、 今ではそれほど珍しくもないものですが味っ子連載開始の86年頃はまだ日本では珍しかったのでしょうね。
でもね「(ナスで巻いたことによって)一口でパクッと食べられる」と絶賛されたこちら、 全くもって食べづらかったよ! でも、やっぱり、そんな陽ちゃんが大好きです!!
以上、 レッツ再現・ミスター味っ子でした。陽ちゃん、ありがとう。 本文中の漫画画像は全て著作権法第32条に則り引用しております。 引用元:講談社KCスペシャル 寺沢大介著『ミスター味っ子』1巻 より