「老婆心ながら な お話し」前編

山 陰生(やま かげみ)

『地球防衛少女イコちゃん』シリーズのこと

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 今回は、ちょっと世に出回っている情報に関してのお話しを、その情報を発信してきた側の立場として、気になったことを書いてみようかと思うのです。

 最近はアニメや特撮など、インタビューや取材を交えた単行本や雑誌も数多く発売されており、製作の裏側を詳しく知ることが出来るなど、ファンにとってはありがたい時代です。さらにネット社会になり、誰でも簡単にいろんな情報を手にすることができるようになりました。それはとても良いことですし、親切な方が間違って発信された情報を正してくれる場合もあります。それもありがたいことです。ただ、専門的な知識になればなるほど様々な答えが入り乱れて拡散していく場合も考えられます。「間違っている」と思い訂正した情報が、さらに間違っているという可能性を否定できない情報も中にはあるかもしれません。

 私自身も雑誌やパンフレットなどで、数々のインタビューを行ってきました。そんな私からすると、いくら本に書いてあった、本人から聞いたという情報でも、そのまま鵜呑みにはしない方が無難ではないだろうか、と思うことがあるのです。
 人の記憶というのはけっこう曖昧なもので、インタビューで答えたこと、自分で原稿に書いたことの中には、記憶違いの情報も入る可能性があります。それは意図されたものではなく、本人がそう思い込んでいるのですから「嘘」ではありません。でも別の関係者からすると、それは間違っていることになる可能性も有り「嘘」と言われかねません。
実際、このweb文芸の中で生瀬範義さんとの思い出に触れている原稿がありますが(参照【生頼範義さんの思い出】)、その中のエピソードのうち、イラスト発注は彼ではなく私が行いました。その他のエピソードを私は関知していないので、それは彼の記憶通りなのだと思います。当時私と同じ班の部下であった彼は、一緒に作っていましたから嘘をついた訳ではないと確信していますし、実際やりとりをして、彼もこのことは記憶違いだったと認識を新たにしています。この様に人の記憶というものは書き換えられることも多く、不確かな情報を内包します。さらにこの件に関しては、偶然ですが原稿掲載直前に、他の同僚社員(後輩)が同じ事をTwitter上でつぶやいていましたw。この仕事に関わってはいなかったのに。やりとりをすると別の仕事だったことが解りました。あのSOLのイラストはインパクト絶大でしたから、相当色々な人の記憶に残り、生瀬氏と仕事をしたという思いが、そう記憶に刷り込ませているのだと思います。ですから彼らに悪気があるわけではなく、それが真実だったわけです。もう30年も前の話です。そんな記憶違いもあるでしょう。

 

「老婆心ながら な お話し」後編へ続く

 

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山 陰生(やま かげみ)
上京後、専門学校を経てアニメーターになるも挫折。 その後、編集プロダクションに拾われ、オタク関連の書籍や雑誌の編集・ライティングを行いその後フリーに。 しかし、人生の旅も半世紀を越え、田舎にUターンして余生を過ごす日々。 昭和を愛すが別に戻りたくはない、初老に片足突っ込みかけているオヤジです。
山 陰生(やま かげみ)

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