『地球防衛少女イコちゃん』シリーズのこと(第1回)

山 陰生(やま かげみ)

前作「~映画パンフレットの作り方~ 第1回」はこちらから。

 

『地球防衛少女イコちゃん』シリーズのこと

 近頃『大怪獣モノ』や『干支天使チアラット』といった作品を撮り、ブイブイ言わせているバカ映画監督の巨匠・河崎実=河ちゃんと出会ってから、もう30年が経とうとしている。河ちゃんは『地球防衛少女イコちゃん』の2、3作目を撮っている頃、私が当時勤めていた編集プロダクションにデスクを置いていた。その縁もあって、イコちゃんの2、3には私の班が製作にお手伝いで参加している。当時私がまとめていた制作3班は私以下新人ばかりだったがケイブン社の仕事をメインに、他班がレギュラーで手一杯だった為、各社から来たMOOKなどの仕事を請け負う遊撃班的な存在だった。他班とはちょっと毛色の変わった仕事を任されていたのだ。故に河ちゃんの映像作品にも必然的にというか、関わることになったのだった。そんな思い出の作品を含むイコちゃんが、クラウドファンディングによって甦るという。10月にDVDが新たに作られることが決定したのだ。今回は共にスタッフでもあった近藤氏と共に、Web漫画とWeb文芸の両方で、イコちゃんを振り返ってみたいと思う。

 さて、個人的なイコちゃんとの付き合いだが、1作目の「パーフェクトブック」の着せ替え人形の絵を描いたことから始まっている。河ちゃんに描いてくれとC調(死語?)に頼まれたのだ。自主制作映画の『エスパレイザー』『フウト』などで特撮ファンからカルトな人気を誇っていた河ちゃんは、モモコワンダーランドの一本として発売された『地球防衛少女イコちゃん』が初のメジャー作品としてヒットし、続編の『地球防衛少女イコちゃん2 ルンナの秘密』『地球防衛少女イコちゃん3 大江戸大作戦』と、イコちゃんシリーズを撮り続けることになった。

 最初に撮影に参加した2作目の『ルンナの秘密』は「製作主任」という肩書きで参加させてもらっている。といってもスタッフも少ないので「何でも屋」だ。主なところでは、AD作業の補助をしながらのメイキング8ミリビデオ撮影、そしてバレーボール対決シーンアニメのコンテ、作画(原動画)、彩色と撮影の手配。特撮の設営、操演、イコちゃん音頭のバックコーラスなどなど、ほんとに何でも屋だった。

02-01バンダイ出版から発売された『2』のMOOK表紙。


『地球防衛少女イコちゃん』シリーズのこと(第2回)に続く。

 

地球防衛少女イコちゃんを始めとした特撮作品の買取価格表はこちらになります。

The following two tabs change content below.
山 陰生(やま かげみ)
上京後、専門学校を経てアニメーターになるも挫折。 その後、編集プロダクションに拾われ、オタク関連の書籍や雑誌の編集・ライティングを行いその後フリーに。 しかし、人生の旅も半世紀を越え、田舎にUターンして余生を過ごす日々。 昭和を愛すが別に戻りたくはない、初老に片足突っ込みかけているオヤジです。
山 陰生(やま かげみ)

最新記事 by 山 陰生(やま かげみ) (全て見る)


よろしければシェアお願いします

PAGE TOP