1990年代に子ども時代を過ごした人なら、きっと一度は見たことがあるはず。
そう、「ムーンスティック」はセーラームーンが使っていた、あの三日月型のスティックです!
アニメの中で「ムーン・ヒーリング・エスカレーション!」と叫んで使っていたこのアイテム。
実は当時、バンダイから本格的な玩具として発売されていたんです。
この記事では、そんな懐かしの「ムーンスティック」について、当時の思い出とともにご紹介していきます!
目次
そもそも「ムーンスティック」ってなに?
ムーンスティックは、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の中で、主人公・月野うさぎ(セーラームーン)が妖魔を浄化するために使うアイテムです。
物語の序盤、セーラームーンが“月のプリンセス”として目覚めはじめたころに登場する、最初の本格的な武器(というか浄化するためのアイテム)でした。
上部が三日月の形になっていて、中央にはキラキラの「銀水晶」が埋め込まれているのが特徴。
当時の女の子たちにとっては、まさに「変身ごっこのマストアイテム」でした!
バンダイ製の玩具版、どんなのだった?
1992年にバンダイから発売された玩具「ムーンスティック」は、なんと本物みたいに音と光のギミック付き!
・ボタンを押すと、音が鳴って銀水晶が光る!アニメのシーンを思い出してテンション爆上がり!
・ゴールドの三日月部分はピカピカのメッキ加工。今見ても「けっこうしっかり作られてるな」と思うレベルです。
・音が変わるギミック付き!付属の「銀水晶」を装着した時に音が変わる画期的なギミック。
パッケージにはうさぎちゃんのイラストがドーンと載ってて、店頭でもかなり目立ってました。
おもちゃ屋さんのショーケースに並んでたのを、今でも覚えてる人もいるのでは?
実は紙ナプキンから生まれた!?驚きの開発エピソード
実はこのムーンスティック、裏側にはちょっと驚きの制作秘話があります。
なんと、原作者・武内直子先生が深夜の喫茶店で、紙ナプキンにムーンスティックのデザインを描いたというんです!
というのも、当時はアニメの制作スケジュールがかなり過密で、なかなか玩具のデザイン作業まで手が回らなかったそう。
しかし、「明日までに金型に入らないと、年末商戦に間に合わない!」という超ギリギリのタイミングで、先生がその場で紙ナプキンに描いてくれたそうです。
同席していたバンダイの担当者さんが、そのナプキンを新幹線で大阪の業者に届けて、なんとか間に合わせたというドラマのような展開……!
「変身アイテム」としてだけでなく、まさに“奇跡のタイミング”で生まれたアイテムだったんですね。
大人になった今でも人気!ムーンスティックの今
このムーンスティック、今でも中古市場で人気があります!
フリマアプリやオークションでは、状態の良いものや箱付きのものが高価で取引されることも。
とくに銀水晶部分が欠けておらず、音と光のギミックがちゃんと動く個体はレアです!
また、2014年には「大人向けコレクターズアイテム」として、PROPLICA(プロップリカ)版ムーンスティックも登場。
こちらはアニメに忠実なサイズ&見た目で、音声やライト、さらには三石琴乃さん(月野うさぎ役)のボイスも収録された本格仕様!
当時買えなかった人への“ご褒美アイテム”として大ヒットしました。
まとめ:「セーラームーンといえば、やっぱりこれ!」
セーラームーンを語るうえで欠かせないアイテム「ムーンスティック」。
アニメの名シーンとともに、玩具の思い出がよみがえる人も多いはず。
紙ナプキンから生まれたという裏話を知ると、ますます特別な存在に感じますよね!
もし実家の押し入れに眠っていたら、ぜひもう一度手に取ってみてください。
あのころの自分に戻れる“想い出のスティック”、今でもきっと輝いていますよ♪
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